ウィリアム王子、キャサリン妃、シャルレーヌ公妃らジカ熱でリオ五輪欠席!
開幕まで2週間を切ったリオデジャネイロ・オリンピック(以下五輪)は、ロシア選手団のドーピング問題や、オーストラリアが、安全でないことを理由に選手村の利用をボイコットするなどさまざまな問題が発生しているが、そんな中ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子が五輪を欠席することが分かった。
ブラジルに端を発し、現在中南米では、ジカ熱にかかった妊婦から誕生する赤ちゃんが小頭症で産まれてくるケースが増え続け社会問題にもなっているが、アメリカでも死者が出たほか、いまや日本でも感染事例が報じられている。
ケンジントン宮殿のスポークスマンは、ジカ熱が直接の原因であることは否定しているが、「ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子はリオ五輪に出席しない」意向であることを認めた、とデイリー・エクスプレス紙が報じている。
これについて王室関係者は、「彼らはイギリス五輪のアンバサダーでもありましたし、選手団を応援するためにもリオ五輪に出席したいと考えていました。医師のアドバイスなどを受けながら、ジレンマを抱えていましたが、キャサリン妃は数か月前に欠席することを決めていたようです」
「ジカ熱に感染した男性の精子中に、感染から93日経ってもウイルスが確認される事例や、性交渉で感染することが分かってきたため、第三子を望んでいる夫妻にとって、リスクは避けるべきと考えるのはある意味当然のことかもしれません」と語っている。
またボブスレーの選手として5度、冬季五輪に出場しているアルベール2世(モナコ大公)と、2000年のシドニー五輪に競泳選手として出場したシャルレーヌ公妃は、ともにリオ五輪の出席に前向きだったそうだが、アルベール2世が、「重大な健康上の問題でシャルレーヌ公妃がリオ五輪を欠席する」と発表。「彼女はジカ熱に関して見聞きし、好ましいと思っていない」と、ジカ熱が欠席の大きな一因であることを認めている。
リオデジャネイロのビーチからは、いかなる抗生物質も効かないスーパーバクテリアが発見されたとの情報もあり、リオ五輪は、治安、ジカ熱、そして海水と、多方面に不安を抱える事態となっている。【NY在住/JUNKO】