トランプ大統領誕生を阻止するのはハリー・ポッター?
「ハリー・ポッター」シリーズを読んだ米国人はトランプ氏を支持しないという興味深い調査結果が出ている。
この研究は、ペンシルバニア大学のダイアナ・マッツ教授が行ったもので、より多く同シリーズの本を読んでいる米国人ほど、ドナルド・トランプ大統領候補に対して批判的になる、という結果が出たと英紙インディペンデントなどのメディアが報じた。
シリーズの中で読んでいる本が1冊増えるごとに、トランプ氏に対する評価が3点(100点満点中)ほど低くなっていくことに同教授は気づいたという。「こうした変化はごく小さなことにも見えますが、例えば、『ハリポタ』シリーズを7冊読んだ人のトランプ氏への評価は、21点も低くなるということになります」
「これは同性愛者やイスラム教徒に対する態度とも呼応するものです。トランプ氏の世界の見方は、ハリー・ポッターで示されている価値観と真逆のものです。米国人がドナルド・トランプ氏にどう反応するかについて影響を及ぼす点で、このシリーズは重要な役割を果たしている可能性があります」と同教授は話している、とインディペンデント紙が伝えている。
「ハリポタ」シリーズの悪役、ヴォルデモートとトランプ氏が似ていることは以前から取り沙汰されており、原作者であるJ.K.ローリングも「なんてひどい。ヴォルデモートだってトランプ氏ほど邪悪じゃなかった」とツイートしたことがあった。【UK在住/MIKAKO】
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