忍者まで登場!?“アクション全部のせ”映画『G.I.ジョー』の魅力
噂には聞いていた。映画『G.I.ジョー』(8月7日公開)は少々とんでもない作品だと。
キャッチフレーズは“世界最強のハイパー・アクション超大作”。「トランスフォーマー」の製作陣と「ハムナプトラ」の監督という、脅威のコラボレーションで実現したこの話題作を、編集部が入手したプロモーション映像と独自取材から読み解いてみる。
いやはや噂は間違いではなかった。これは文字通り“ハイパー・アクション”だった。では、8月7日の全世界公開に先駆け、そのアクションの充実ぶりを紹介しよう。
本作はいきなりの銃撃戦で幕を開けるとのこと。開始早々「アクション」である。空では戦闘機が飛び交い、陸ではバズーカ砲や機関銃の弾丸が乱れ飛ぶ。そして、手裏剣や日本刀も――。
ここがひとつのポイントだろう。本作は、「G.I.ジョー」と「コブラ」という戦闘の精鋭集団同士の戦いを描く物語だが、彼らが駆使するガジェットは本当にバラエティに富んでいる。中でも、両軍に一人ずつ所属する忍者(演じるのはイ・ビョンホン&レイ・パーク)の存在が、一際異彩を放つ。最新鋭のVFXを活用した戦闘シーンの中で、彼らは己の肉体のみでその凄みを見せ付けてくれるのだ。最新の映像テクノロジーと役者自身のフィジカルが起こす化学反応は見事というしかない。ちなみに、なぜか正義の忍者が黒装束に身を包み、悪の忍者が白一色というのもある意味見事。
また、中盤ではカーアクションも飛び出すらしく、勿論ココにも抜かりはナシだ。激突や空中乱舞といった恒例のムーブが随所に盛り込まれ、スピード感、迫力ともに十分。さらにそのトラフィックの中を人間が一緒に駆け抜けるから堪らない。カーチェイスのさなか、乱れ飛ぶ銃弾を「G.I.ジョー」のメンバーは驚異的な身体能力でくぐり抜けるのだが、彼らが体を捻りながらそれをかわすシーンでは、待ってましたのスローモーション。これで彼らがサングラスをかけて黒いロングスーツを身にまとっていたら、なんてことを思ってしまう。
かと思えば、建物内での戦闘シーンにて、両手両足で這うように壁をよじ登ったり、両サイドに並ぶ壁面を蹴りながら上昇下降するというアクションも発見。思わず、糸が出てくるのではないかと、その両手を調べてみたくなる。
と、ラストの最終決戦に向けて、これでもかとばかりの多種多様なアクションが、息つく暇もなく披露されるとのこと。
もはやこれらの映像だけでお腹いっぱい。アクションという名のメニューを全部食べさせてもらったような気分だ。ラーメンやピザのトッピングに例えて言えば、さしずめ“全部のせ”。もはやこの作品に乗っていない具材はない模様。
アクション“全部のせ”の映画『G.I.ジョー』。なるほど、まさに“世界最強のハイパー・アクション超大作”である。【MovieWalker】