土屋太鳳&竹内涼真、『青空エール』は青春そのもの!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
土屋太鳳&竹内涼真、『青空エール』は青春そのもの!

インタビュー

土屋太鳳&竹内涼真、『青空エール』は青春そのもの!

「高校生活をやりなおしたい!」。そんな感想を読者に抱かせてしまうほどキラキラした青春の1ページを描いた人気漫画の実写映画『青空エール』(8月20日公開)。まさに青春ど真ん中な登場人物たちを演じた土屋太鳳と竹内涼真にインタビューすると、彼らにとってもこの映画が青春になったと語ってくれた。

『青空エール』に出演した土屋太鳳と竹内涼真にインタビュー
『青空エール』に出演した土屋太鳳と竹内涼真にインタビュー

名門の吹奏楽部に入部したヒロイン・つばさと、同じ高校で甲子園を目指す大介。ひたむきに夢を追う2人の“両片想い”を軸に、高校生の爽やかな青春ドラマが展開する。竹内は「これは部活に打ち込む高校生の青春そのものだと思いました」と原作を読んだ時の気持ちを振り返り、土屋も「『青空エール』の映画に出演する!と思っただけでワクワクしました」と胸を高鳴らせていたようだ。

ここまで2人が「青空エール」の世界に惹かれたのは、高校時代に登場人物たちと似た体験があったから。土屋はダンス部で全国大会に出場した経験があり、竹内は東京ヴェルディのユースチームに所属し、サッカー一筋だった。「つばさは音楽を通して何かを伝えたいと思っている。私もダンスで何かが伝わればいいなと思っていたので、共通する部分がありますね」と土屋は役への共感を口にする。

【写真を見る】土屋が「演じることは楽しいこともありましたし、辛いときもありました」と振り返る
【写真を見る】土屋が「演じることは楽しいこともありましたし、辛いときもありました」と振り返る

「サッカーと野球、スポーツは違っても競技に打ち込む気持ちやモチベーションは一緒だと思う」と、自身の経験と照らし合わせて演じていた竹内は、役として“第二の高校生活”を味わったようだ。「サッカーと違って、野球の声援はバッターボックスに立つ1人の選手に集中するんです。試合のシーンでバッターボックスに立った時は震えるほど緊張しました(笑)」。

一方、役とシンクロする部分が多かったせいか、土屋には葛藤もあったという。「つばさが思い悩むシーンが多かったので、自分まで苦しくなったんです。正直、つばさを演じることは楽しいこともありましたし、辛いときもありました。でも、土屋太鳳としてきちんと苦しめたということは、『青空エール』の世界の中でしっかりと青春を送れたということだと思います」。

「試合のシーンでバッターボックスに立った時は震えるほど緊張しました(笑)」と笑う竹内
「試合のシーンでバッターボックスに立った時は震えるほど緊張しました(笑)」と笑う竹内

現場で過ごすオフの時間も、2人にとって青春の思い出となった。「すごく濃密でした」と語る竹内は共演した仲間たちを本当の同級生みたいに感じたという。「浜松でロケをしていたんですけど、地元の方が作ってくれる浜松餃子とかオリジナルのハンバーガーをみんなで一緒に食べることで、チームの仲がさらに深まったんです」。

土屋は数ある楽しい思い出の中でも、忘れがたいエピソードがあるという。「映画の中にお祭りのシーンのあるんですけど、撮影が終わって、出店の綿あめを買うと、(竹内が出演した)『仮面ライダードライブ』の袋に包まれていたんです(笑)。しかも偶然ですよ!涼真くんに記念にサインをいただきました(笑)」。

名門の吹奏楽部に入部したヒロイン・つばさと、同じ高校で甲子園を目指す大介
名門の吹奏楽部に入部したヒロイン・つばさと、同じ高校で甲子園を目指す大介[c]2016 映画「青空エール」製作委員会 [c]河原和音/集英社

「完成した映画を見て、とにかく『熱い!』と思ったんです。それぞれ性格も違うし、目指していることも違うんですけど、みんなの熱量が一緒で、とにかく全力。ここまで熱い青春映画は他にないと思います」。

作品への自信を見せる竹内の言葉を受けて、最後に土屋も自分なりの表現で本作の魅力を語ってくれた。

「青春は“心の成長”なのかなと思います。この映画にはきちんと人との出会いによって成長していく姿が描かれています。『青空エール』がたくさんの方に届いて、みなさんの青春を思い出していただき、これからの出会いでまた青春を送っていただけたらいいなと思います」。【取材・文/トライワークス】

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