巨匠スコセッシが日本文学の金字塔に挑む!映画『沈黙』は2017年公開
過去6度アカデミー賞にノミネートされ、『ディパーテッド』(06)で第79回アカデミー賞監督賞と作品賞を獲得するなど、名実ともに世界をけん引する監督マーティン・スコセッシが、1988年に原作と出会ってから28年の時を経てついに映画化を果たす『沈黙-サイレンス-』が2017年に日本で公開決定となった。
原作は戦後生まれた日本文学の最高峰とも称される遠藤周作が1966年に書き下ろした「沈黙」。江戸時代初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師に会うため、日本にたどり着いた宣教師の目を通して神と信仰の意義を命題に描いた作品で、ノーベル文学賞の候補とも目された世界的に評価の高い作品。
そんな本作にはハリウッドからアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーに加え、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮ら実力派が集結。窪塚と小松は本作でハリウッド映画デビューとなり、まさにハリウッドと日本が融合した、新たな歴史大作の誕生を予感させる。
原作の誕生からおよそ50年の時を経て、申し分ないキャストとスタッフで改めて映画化される『沈黙-サイレンス-』。アメリカでは2016年末に公開予定となっており、ベールを脱ぐ日が刻々と近づいている!【Movie Walker】
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