橋本愛が「惚れていました」と松雪泰子に公開告白!艶やかな着物姿で美の競演
映画『古都』(12月3日公開)の完成披露試写会が11月9日に新宿ピカデリーで開催され、松雪泰子、橋本愛、成海璃子、Yuki Saito監督が出席。女優陣が艶やかな着物姿で登場し、美の競演で会場を沸かせた。
川端康成の同名小説をもとに、原作には描かれなかった主人公たちの物語を映画化した本作。生き別れた双子の姉妹とその娘たちが、時代が大きく移ろうなかで受け継いできた伝統の継承に葛藤する姿を描く。
この日、松雪は「映画では古典なものが多かったので、今日はモダンなものを」と言うように白地に青と黄の柄が入った着物。橋本は、鮮やかな黄色地に可憐な花が描かれた着物。成海は、黒地に金の糸があしらわれたシックな着物姿を披露した。
劇中では、松雪が一人二役で生き別れとなった双子の姉妹を演じ、それぞれの娘役として橋本&成海が共演を果たした。橋本は母親役の松雪について、「所作もおきれいで、しなやかな日本女性を演じられていてすごく素敵で。垣間見える芯の太さみたいなものを、お母さんからも松雪さんからも感じられた」とコメント。「しなやかさとかっこよさに、ずっと惚れていました」と公開告白した。
一方の成海は「驚いたのは、晴れ女なこと。すっごく強力なパワーがあるんです」と松雪の“晴れ女パワー”に驚愕。松雪が「梅雨時期のロケでも、行くと雨が止んでいました」と楽しそうに話すと、成海も「本当に助かりました。晴れてよかったです」と笑顔で感謝を述べていた。
Saito監督は、最も描きたかったことは「伝統の継承」と話したが、松雪は、撮影地・京都の人々話すなかで、「伝統的な文化がなくなってしまう危機を迎えているという話をたくさん聞いた」と言う。「日本人ならではの繊細な感性や美、京都の文化を作品を通してきちんとした形で残せたら。どこまでそれを体現できるかという気持ちで臨みました」と日本文化の伝統と美を映し出した本作への意気込みを明かしていた。【取材・文/成田おり枝】