良質なアニメ作品への支持が広がる!「機動戦士ガンダム」「この世界の片隅に」も好調
11月19・20日の週末ランキングは年末にかけて話題作が続々と公開されるなか、今年の流行語大賞にもノミネートされた『君の名は。』がまたも首位をキープ!そのほか、5位にランクインした『聖の青春』をはじめ、公開規模が決して大きくない良作の健闘が目立つ週となった。
1998年に29歳の若さで亡くなった天才棋士・村山聖の生きざまを描いたノンフィクション小説を映画化した本作。上位にランクインした作品の中では158館と公開規模は少ないものの、体重を20kg以上も増量するなど、ロバート・デ・ニーロ顔負けの松山の役作りの徹底ぶりが公開前から話題となり、ヒットにつながったようだ。
9位の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』は同名コミックをアニメ化した4部作の完結編。こちらは全国わずか15館での2週間限定上映という事もあり、ファンが劇場に殺到した模様。公開にあわせて続編となる『ルウム編』の公開時期も発表されるなど、ガンダムファンにはまだまだ楽しみが続きそうだ。
先週に引き続き10位キープの『この世界の片隅に』は初週から5館増えたものの全国68館と公開は小規模。だが、先週比124%と口コミなどで動員は順調に増え、2週目で10万人を突破した。11月26日(土)からは全国78館にさらに公開規模が拡大されるなど、動員160万人を突破した『劇場版 聲の形』同様に良質なアニメ作品への支持は今後も広がりそうだ。
公開13週目を迎えた『君の名は。』は土日2日間で興収2億5400万円を上積みし、累計興収は189億8000万円を突破。歴代興収第6位の『もののけ姫』(193億円)、同じく第5位の『ハウルの動く城』(196億円)を今月中にも超えそうだ。【トライワークス】
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