蒼井優、チャットモンチーと生セッションで「人生で一番緊張した!」石崎ひゅーいも応援
蒼井優主演映画『アズミ・ハルコは行方不明』(12月3日公開)のスペシャルイベント“前前前夜祭”が11月30日に渋谷WWWで開催され、蒼井優、石崎ひゅーい、葉山奨之、落合モトキ、松居大悟監督、主題歌を担当するチャットモンチーが登壇した。
本作は、OL安曇春子の失踪事件の背景と行く末を描く女子たちの青春物語。この日は映画に関するトークだけでなく、石崎によるライブ、石崎の楽曲「花瓶の花」をもとにした短編映画『花瓶に花』の上映、チャットモンチーもライブを披露した。最後にはチャットモンチーのライブに蒼井がゲスト参加し、映画メンバーが後ろで応援するなか、キーボードを担当。蒼井が「人生で一番緊張したかも!膝がブルブル震えていた!」と話すスペシャルな一夜に、観客が大いに熱狂した。
映画初出演となった石崎は、「怖いイメージだった。ストイックなイメージ」と蒼井との共演にビクビクしていたことを告白。「怒られるのが本当に怖い。松居くんに、怒られたら絶対に俺のことを守ってくれと話したら、『もし怒られたら俺も一緒に泣く』と言われて。泣くんじゃなくて守ってくれよと思った」と明かして、会場の笑いを誘っていた。
しかし現場では、「優ちゃんがやりやすい空気を作ってくれた」そうで、蒼井に感謝しきりの石崎。「すごい酒豪で。みんなで部屋飲みをしようといって集まったら、優ちゃんの部屋に一升瓶が7本ぐらいあった。イカもあって、場末のスナックみたいだった。これは大丈夫だと思った」と蒼井のさっぱりとした性格に、すっかり親近感を抱いた様子だ。
一方の蒼井は「音楽に疎くて、石崎ひゅーいさんを知らなかった」と言う。現場に入る前に石崎のミュージックビデオを見たところ、「車に飛び乗って歌を歌っていた。危険な人が来るぞ」と覚悟したそう。「絶対、怖い人だと思った。自分の世界がある人だと思った。すごく緊張した」とこちらも「怖い人」とのイメージを抱いていたと話す。
しかし脚本の読み合わせが始まるや、「ウソでしょっていうくらい、声が出てなかった」とイメージを覆す石崎の声の小ささに驚いたとか。また蒼井が「映画の決起集会で、ひゅーいくん、飲みすぎて過呼吸になっていた」と暴露する一幕も。石崎は「そうです。ちょっと楽しみすぎちゃいました」と照れるなど、和気藹々としたやり取りを見せて、会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】