やはり強かった!「モンスト」劇場版が好調1位スタート
12月10日・11日の興収ランキングは、初登場作品3本が上位に食い込み、前週から大きく入れ替わる形に。首位は土日2日間で動員39万人、興収4億4000万円という好成績を収めた『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』だった。
『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』はスマホアプリの劇場版だが、本家のアプリは世界累計利用者数3500万人を超える大人気コンテンツ。映画館に行くと無料でアプリ内の限定ガチャが引ける“映画館がヤバい!キャンペーン”など、ゲーム版のファンに向けた仕掛けも功を奏し、集客につながったと予測される。
また、YouTubeで配信されている“モンストアニメ”も好評で、アニメ好きからの支持も厚い。今回の劇場版にも、声の出演として坂本真綾、村中知、水樹奈々、山寺宏一ら実力派声優が名を連ねるなど、アニメファンにヒキのある布陣となっている。そもそもの母体が大きく、幅広いファン層を取り込んでいる本作は、今後も息の長い興行を続けていきそうだ。
2位にランクインしたのは、2週連続1位だった『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。順位こそ落ちたものの、土日2日間で動員38万人、興収5億6600万円と、興収だけ見ると1位を上回る好成績だった。公開3週目を迎えても成績はまだまだ衰えず、累計興収は早くも41億円を超えるなど、どこまで数字を伸ばすのか期待が高まる。
続く3、4位も初登場のタイトル。『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー』が土日2日間で動員22万8000人、興収2億7600万円をあげて3位、『海賊とよばれた男』が土日2日間で動員22万4000人、興収2億8600万円をあげて4位と混戦だった。
翌週のランキングには『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(12月17日公開)、さらに前作のヒットも記憶に新しい『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』(12月17日公開)などが絡んできて、さらなる混戦が予想される。年末に向けて賑わいを増す興行に注目したい!【トライワークス】