満島ひかり、妻夫木聡に「ちゃんと大人としての対応を」と怒られた

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満島ひかり、妻夫木聡に「ちゃんと大人としての対応を」と怒られた

第73回ベネチア国際映画祭<オリゾンティ・コンペティション>部門正式上映作品『愚行録』(2月18日公開)のジャパンプレミアが、1月22日に新宿ピカデリーで開催。主演の妻夫木聡、満島ひかりらが舞台挨拶に登壇し、新年早々の初“愚行”(=愚かな行為)を暴露した。妻夫木は「ないですよ。まだ、1月ですから」と苦笑いしながら、昨年の愚行も織り交ぜて紹介した。

妻夫木は「いま、舞台をやってるんですけど、1月3日から稽古でしたが、『3が日くらいは休ませてくれよ』と思いました。また、ちょっと前に舞台が明けたんですが、差し入れのサッポロビールの1ケースを自分の部屋に入れちゃいました」と告白し、笑いを取った。

満島は、映画の舞台挨拶で無愛想な表情をしていて、妻夫木から怒られたというエピソードを披露。「昔、5~6年くらい前の映画の舞台挨拶のことです。妻夫木さんに『マスコミの人も毎日たくさん取材をしてここに来てるの。怒ってる顔じゃなくて、ちゃんと大人として対応をしなきゃダメだよ』と怒られたことがあります」。

舞台挨拶には、妻夫木、満島の他、小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満らキャスト9名と石川慶監督の総勢10名が登壇。妻夫木は最後に「映画っていろんな種類があると思いますが、僕はこういう挑戦的な映画も必要だと思います。石川監督はこれでデビューしますが、すごく才能がある方。人間の愚かさをまじまじと見せられて、もっともっと人間を知るべきだなと感じました」と力強く締めくくった。

『愚行録』は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説の映画化作品。人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行(=愚かな行為)”が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇。ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の経歴を持つ石川慶の監督デビューを果たした。【取材・文/山崎伸子】

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