2017年も大豊作の予感!必見のアメコミ映画をイッキ予習

映画ニュース

2017年も大豊作の予感!必見のアメコミ映画をイッキ予習

『アベンジャーズ』(12)の大ヒット以降、アメコミ映画ジャンルへの熱狂度&期待度は加速したといっていいだろう。特に2016年は、ヒーロー同士の戦いという意外性のあった『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)や、夢の共演が実現した『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)などアメコミファンにとって激アツな1年だったが、2017年も楽しみな映画が待機中!今回は、初お目見えになる異色のヒーローから、おなじみヒーローのリブートなど、話題作の見どころをまとめてみた。

本当にヒーロー!?キャラクターの“クセ”がスゴい!

【写真を見る】2017年も大豊作!アメコミ映画をまるっと予習!(『ドクター・ストレンジ』)
【写真を見る】2017年も大豊作!アメコミ映画をまるっと予習!(『ドクター・ストレンジ』)[c]2016MARVEL

まず紹介したいのは、一癖も二癖もあるキャラクターが登場する2本。マーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』(1月27日公開)は、超高慢な天才外科医スティーブン・ストレンジが、突然の交通事故に遭い、魔術の力と出会う物語。ストレンジが闇の魔術との壮絶な戦いに巻き込まれていく展開で、見どころとなるのは最近のアメコミヒーローにはなかった“魔術”を駆使した魔法バトル!時間と空間の概念を超えた神秘的な映像は必見だ。

これまでのアメコミ映画では見られなかった幻想的な世界観(『ドクター・ストレンジ』)
これまでのアメコミ映画では見られなかった幻想的な世界観(『ドクター・ストレンジ』)[c]2016MARVEL

ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジは、マーベル・スタジオの『マイティ・ソー ラグナロク(原題)』や『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』(18年公開)への出演も決まっており、今後を楽しむためにも絶対に見逃せないキャラクターだ。

70年代の音楽にのせて宇宙のはぐれ者たちが大活躍した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(5月12日公開)でも、クセのあるキャラクターたちが大活躍。“宇宙一運の悪いトレジャー・ハンター”ことピーター・クイルをはじめ、“宇宙一凶暴なアライグマ”“緑色の肌のセクシーな暗殺者”“どこか抜けている破壊王”、そして“知性を持った木”というパンチありすぎな5人(?)が、史上最もヒーローらしくないヒーローチームを結成し、銀河の平和を守るために再び大暴れ!少しズレた彼らのやり取りには、つい笑ってしまうこと間違いなし!

宇宙のはぐれ者たちが返ってくる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
宇宙のはぐれ者たちが返ってくる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』[c]Marvel Studios 2016

また本作には、名優カート・ラッセルが惑星の表面が顔になっている(!)という“エゴ・リビングプラネット”役で出演したり、役どころは未定ながらも、あのシルベスター・スタローンまで出演がウワサされたりと、話題に事欠かない1本でもある。

アメコミ映画ブームの礎を気づいた人気シリーズ最新作も登場!

ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンを見れるのもこれが最後!?(『ローガン(原題)』)
ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンを見れるのもこれが最後!?(『ローガン(原題)』)[c]2017Twentieth Century Fox Film Corporation

2000年公開の『X-MEN』(00)から数えてシリーズ9作目となる『ローガン(原題)』(6月公開)は、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品と言われている1本。年老いたプロフェッサーXと特殊な能力を持つ謎の少女と共に旅をするウルヴァリンだが、治癒能力がなくなってしまったのか、その体は傷やシワだらけで哀愁たっぷり。アメコミ映画の華やかで派手な雰囲気とは異なり、西部劇やロードムービーを思わせるような渋い映像も新鮮だ。

トム・ホランドがスパイダーマンを演じる『スパイダーマン:ホームカミング』
トム・ホランドがスパイダーマンを演じる『スパイダーマン:ホームカミング』[c]Marvel Studios 2016. [c]2016 CTMG. All Rights Reserved. 

そしておなじみのヒーロー、スパイダーマンのリブート作『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日公開)は、昨年公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場したトム・ホランド演じる新スパイダーマン待望の単独作。本作にはアイアンマンことトニー・スタークも登場し、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』以来のタッグが見られる模様。スタークがスパイダーマンのために開発したスーツは、これまでのシリーズ以上に機能がハイテク化されており、その機能を活かし、どんなアクションを炸裂させるのかにも期待大だ。

マーベルだけじゃない。本格始動のDCからも目を離すな!

DCからは最強の美女戦士『ワンダーウーマン』が公開!
DCからは最強の美女戦士『ワンダーウーマン』が公開![c]2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

アメリカの老舗コミックレーベルとして、マーベル・コミックと共に絶大な支持を集めているDCコミックからもついにヒーローチーム映画が登場!『ワンダーウーマン』(8月公開)では、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』同様、ガル・ガドットが地球上で最強の美女戦士・ワンダーウーマンを演じ、彼女が人間社会で生活するようになるきっかけが描かれる。また本作の監督は、『モンスター』(03)でシャーリーズ・セロンをアカデミー主演女優賞に導いたパティ・ジェンキンス。女性ならではの視点で描かれるヒーロー像も気になるところだ。

ファン歓喜!人気ヒーローが大集結する『ジャスティス・リーグ』
ファン歓喜!人気ヒーローが大集結する『ジャスティス・リーグ』[c]2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

そして、本年度のムーブメントを締めくくるのは、DCコミックの人気ヒーローが一堂に会する『ジャスティス・リーグ』(冬公開)。バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンといった超人気ヒーローに加え、本作で本格お目見えになるフラッシュやアクアマン、サイボーグといったヒーローたちが登場するが、果たして彼らがどのように団結していくかに注目が集まる。マーベルの勢いに押され気味のDCなだけに、ザック・スナイダー監督の手腕に期待して、公開を待ちたい。

これまで以上にアツい盛り上がりを見せるアメコミ映画。ぜひ2017年も、またこの世界に飛び込んでほしい!【トライワークス】

関連作品

関連記事