ライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督の来日で注目を集めている『ラ・ラ・ランド』(2月24日公開)。第89回アカデミー賞で本年度最多となる13部門14ノミネートされるなど賞レースを席巻中の本作だが、その理由とは一体?そこで、まるで魔法のように観る者を虜にしてしまう、主演のライアンとエマ・ストーンの魅惑のカップリングに注目してみた。
ライアンとエマが、それぞれ主人公のジャズピアニストと売れない女優を演じ、夢を叶えたい人々が集まる街ロサンゼルスを舞台に2人の恋を描いていく本作。ゴージャスかつロマンチックな歌やダンスがふんだんに盛り込まれたミュージカルでありながら、次第に惹かれ合っていく2人の心の機微や、パートナーとして互いの夢を支えあう強い絆を体現。恋人ならではの空気感を全身から発散させることで、作品に説得力をもたらしている。
それもそのはず、実はこの2人、『ラブ・アゲイン』(11)、『L.A.ギャング ストーリー』(13)に引き続き、カップル役は3度目。過去のインタビューで、エマはライアンのことを「いい相棒」と語るなど、舞台裏でも仲が良いようだ。
本作の最大の見せ場であるダンスシーンでは、息ピッタリの振りはもちろん、何より共演を楽しんでいるかのような自然とこぼれる笑顔など、そのコンビネーションの良さを十分に発揮!繊細で甘い歌声を披露するライアンと、ブロードウェイ・ミュージカルにも出演しているエマが見せるミュージカルシーンは、思わずうっとりしてしまうほどの美しさだ。
第74回ゴールデングローブ賞では、2人揃って主演男優賞と主演女優賞を手にしたライアンとエマだが、本命視されているアカデミー賞でもW受賞なるか?日本時間2月27日(月)の受賞発表直前という絶好のタイミングで公開される本作だけに、オスカー像の行方にもぜひ注目したい!【トライワークス】