小松菜奈、男前なダボダボのパンツスーツで会場騒然|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
小松菜奈、男前なダボダボのパンツスーツで会場騒然

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小松菜奈、男前なダボダボのパンツスーツで会場騒然

第38回ヨコハマ映画祭の授賞式が、2月5日に関内ホールで開催され、三浦友和、柳楽優弥、筒井真理子、杉咲花ら豪華ゲスト陣が舞台挨拶に登壇した。最優秀新人賞に輝いたのは『淵に立つ』(公開中)の太賀、『ディストラクション・ベイビーズ』の小松菜奈、村上虹郎の3人だが、小松はドレスではなくサーモンピンクのボーイッシュなパンツスーツで登壇し、会場をどよめかせた。ファッションについて小松は「ちょっとメンズっぽく」と微笑んだ。

『ディストラクション・ベイビーズ』について小松は「挑戦的な役で冒険でもありました。私のなかで何かをぶち壊してその役に染まりたいという思いがあったと思います」と力強くコメント。

また現在公開中の『沈黙』でハリウッドデビューを果たした小松は、マーティン・スコセッシ監督について「日本とはぜんぜ違う現場で、時間のかけ方も違いました。監督はいつもニコニコしているけど、『素晴らしい』と言いながら、その後でテイク30とか40とか撮るドSな部分がありました」とおちゃめに語った。

また、『淵に立つ』の深田晃司監督作の常連俳優である太賀は「すべてのきっかけである深田監督と深田組のみなさんにお礼を言います。監督の言葉についてきて良かった、いっしょにお芝居をする共演者の方々に身を委ねて良かったと思います」と言葉をかみしめた。

作品賞受賞作『この世界の片隅に』(公開中)で審査員特別賞を受賞したのんは、愛らしい白のドレスで登壇。「声だけの演技でこうやって賞という形で評価していただけるってことは夢にも思っていなかったから、特別な感じで感動しています」と緊張しながらスピーチをした。【取材・文/山崎伸子】

【第38回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン】
第1位 『この世界の片隅に』片渕須直監督
第2位 『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督
第3位 『ディストラクション・ベイビーズ』真利子哲也監督
第4位 『シン・ゴジラ』庵野秀明監督
第5位 『永い言い訳』西川美和監督
第6位 『淵に立つ』深田晃司監督
第7位 『怒り』李相日監督
第8位 『聖の青春』森義孝監督
第9位 『葛城事件』赤堀雅秋監督
第10位 『君の名は。』新海誠監督
次点 『リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二
【個人賞】
■作品賞:『この世界の片隅に』片渕須直監督作品
■監督賞:中野量太監督 『湯を沸かすほどの熱い愛』
■森田芳光メモリアル新人監督賞:真利子哲也監督『ディストラクション・ベイビーズ』 、杉山泰一監督『の・ようなもの のようなもの』
■脚本賞:中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』
■撮影賞:佐々木靖之『ディストラクション・ベイビーズ』
■主演男優賞:三浦友和『葛城事件』、柳楽優弥『ディストラクション・ベイビーズ』
■主演女優賞:筒井真理子『淵に立つ』
■助演男優賞:菅田将暉『ディストラクション・ベイビーズ』
■助演女優賞:杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
■最優秀新人賞:太賀『淵に立つ』、小松菜奈『ディストラクション・ベイビーズ』、村上虹郎『ディストラクション・ベイビーズ』
■審査員特別賞:のん『この世界の片隅に』作品世界を決定づけた声音の魅力を称えて
■特別大賞:庵野秀明『シン・ゴジラ』において示したファンタジックにして日本社会のアクチュアリティを撃つ 作劇術に驚きと敬意を表して

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