笑う女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
笑う女
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笑う女

1929年公開
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「医者の秘密」「ダミー」出演のルース・チャッタートン嬢主演映画で、英国の劇作家アルフレッド・スートロ氏作の舞台劇を基として「暴力団(1928)」のバートレット・コーマック氏とアーサー・リッチマン氏とが共同して台本及び台詞を執筆し、「レッドスキン」「忘れられた顔(1928)」のヴィクター・シェルツィンゲル氏が監督「アメリカ娘に栄光あれ」「ココナッツ」のジョージ・フォルシー氏が撮影したものである。助演者は「シャーロック・ホームズ(1929)」「忘れられた顔(1928)」のクライヴ・ブルック氏を筆頭に「アメリカ娘に栄光あれ」のダン・ヒーリー氏「シャーロック・ホームズ(1929)」のヒューバート・ドルース氏、レイモンド・ウォルバーン氏、ドロシー・ホール嬢、ナット・ペンドルトン氏等の腕利きな舞台俳優が揃っている。

ストーリー

銀行家ヘクター・リーの妻マージョリーは愛娘バーバラを伴ってサウザンプトンに避暑に赴いていた時のこと、過って海に溺れようとするところを救命者のジェームズ・デューガンという男に助けられたことがあった。その時彼女は自分ながら可笑しくなったものか高らかにうち笑ったのである。そのことがあって後ジェームズは友達におだてられ酒に酔った勢いでマージョリーの寝室に忍び込んだ。勿論マージョリーに手厳しく跳ねつけられたがこの事が女中の口から與太新聞の探訪記者アル・ブラウンの耳に入り、忽ちその事が曲筆されて新聞に掲げられた。当時良人のヘクターはニューヨークのウォール街に居て数名の銀行家とシンヂケイトを作ろうとしていたが、件の新聞を見るや直ちにマージョリーと離婚する決心をし、訴訟を友人のダニエル・ファーに依頼した。ファーは有名な弁護士だけに一旦法廷に立つやマージョリーの不徳を論難攻撃し子供を托すべき女に非ずと説破しバーバラを彼女の許からヘクターの手に引取らした。ヘクターが其後バーバラをフランスへ遣ろうとした事を知ったマージョリーはファーに歎願して娘を自分の方へ引取ろうと試みた。然しその努力が無効と知るや彼女はファーに復讐することを決意し、新聞記者アル・ブラウンを呼んで自分とファーとは醜關係を結んでいるように見せかけ写真までも撮らせた。ところがファーはこの頃にはマージョリーは何等非難すべき女でないことを知り、自ら彼女と結婚しようと考え即座に婚約を披露したので、ブラウンが手ぐすね引いて書立てようとした第2の醜聞事件がついに醜聞とならずに済んだのである。

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作品データ

原題
The Laughing Lady
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社輸入
初公開日
1929年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社