レッドスキン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
レッドスキン
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レッドスキン

1929年公開、82分
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「野球王」「陸戦隊のモーラン」等主演のリチャード・ディックス氏が「滅び行く民族」以来久方振りでインディアンに扮して力演する原住民情話で、ほとんど全部テクニカラーで彩ってある。監督は「ショウ・ダウン」「忘れられた顔(1928)」のヴィクター・シェルツィンゲル氏で、エリザベス・ピケット女史が原作並びに脚色の筆を執った。相手役には新進のグラディス・ベルモント嬢が選ばれて勤め、「夢想の犯罪」「メリー・ウイドー(1925)」のタリー・マーシャル氏を始め、ノープル・ジョンソン氏、ジェーン・ノヴァック嬢、ジヨージ・リガス氏が助演する。主任撮影技師は数多くのディックス氏主演映画をクランクしたエドワード・クロンジェガー氏。

ストーリー

アリゾナ州のチーランに初めて交易所が出来て30年ばかり経った頃、そこに住んでいた赤色原住民のナバホ族の酋長にウィング・フットという息子があった。彼は学校に入ってナバホ族と相反目するプェプロ族の娘コーン・プラッサムと知合いになり大の仲良しとなった。幾年かの後ウィング・フットはソープ大学に給費生として入学し、コーン・プラッサムも速記タイピストとしてその大学に働くことになった。ウィング・フットは大学のランニング選手として名誉の賞杯を手に入れたが、学生の多くは何かにつけ彼を侮辱し差別的待遇をしたので遂に憤然として中途退学して帰郷した。しかし郷里で自分の種族の無智蒙味さに驚いて迷信打破を叫んだ彼は父親から勘当を受けただ一人荒野に住まねばならなかった。その頃コーン・プラッサムから手紙を貰った彼は懐かしさの余り、プエブロ族の住む山地へ彼女を訪れたが、プエブロ族の者等に発見され命からがら逃帰った。その帰途砂漠の中に石油を発見したウィング・フットは己が鉱区たらしむべく決心した。ところがその時2人の白人が現れ彼が発見した石油油田を横領せんとした。ウィング・フットはその名の如き俊足をもってチーランまで意駄天走りに走り続けて自動車を飛ばす白人よりも先廻りして、ナバホジムやウォルトンという白人の厚意によって土地事務所に鉱区の登記をすることが出来た。そして、彼はこの石油の権利の半分をプエブロ族に与えることによって、ナバホ、プエブロ両族の年来の葛藤を解決し、プェブロ族の酋長の娘たるコーン・プラッサムはナバホ族の酋長の息子ウィング・フラットの花嫁となったのである。

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作品データ

原題
Redskin
製作年
1929年
製作国
アメリカ
初公開日
1929年
上映時間
82分
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社