ミッキー・ローク
Frank T.Wells
ミッキー・ロークが自身で書いた原作に基づいて、出獄したロデオ・カウボーイと強盗犯である女性の逃亡劇を描いた作品。監督はCFディレクターとして名をあげ、「モブスターズ 青春の群像」で映画デビューを果たしたマイケル・カーベルニコフ。製作はトム・マイケル、エグゼクティブ・プロデューサーにアヴィ・ラーナー、ロン・アルトバッハ、ダニー・ディムボート。脚本をミッキー・ローク自身の書いた30頁の企画書を元に、マリ・コーンハウザーが執筆。撮影は、「オブセッション・盗聴」のジェームズ・L・カーターが、ロケ地のモンタナの風景を生かした画面を作り上げた。音楽をゲイリー・チャン、編集は「モブスターズ 青春の群像」も担当したジョー・ダゴスティーノ。美術はJ・K・ラインハート。衣装は「ゴッドファーザーPARTIII」のジャクリーヌ・ドゥ・ラ・フォンテーン。またこの作品で重要な場面を占めているロデオシーンのために、全米ロデオ・チャンピオンの経歴をもつ、ラリー・マーハンがテクニカル・アドバイザーとして参加した。出演は「ラスト・アウトロー」以後2年ぶりの出演作となるミッキー・ローク、「ショート・カッツ」のロリ・シンガー、「ザ・プレイヤー」のブライオン・ジェームズのほか、アーロン・ネヴィルやチャーリー・セクストンらミュージシャンも顔をみせている。
フランク・T・ウェルズ(ミッキー・ローク)は、刑期を終えて出獄した。彼は昔の友達と一緒に再びロデオ大会に出て、すぐさま優勝する。そのときフランクは一頭の雌馬エンジェルに魅かれ、その馬と一緒に別のロデオ大会を目指して、そこを出て行く。一方、スカーレット(ロリ・シンガー)は彼女に対して凶暴な愛人のように振る舞う彼女の兄クレム(ピーター・バーグ)と仲間ジョーと銀行強盗を働き、クレムはそのどさくさの中で妹の恋敵であったジョーを殺し、クレムも警官との銃撃戦の中で殺される。スカーレットは逃亡し、やがて旅を続けるフランクと出会う。二人は結ばれ、旅を続けるが、やがて退屈しのぎにスカーレットはフランクの寝ている間にスーパーへ行って強盗を働き、一方フランクも、ロデオ大会に出場しながらも酒場でケンカし、再び投獄されたりする。しかし次第に警官隊も二人を追い詰めてくる。スカーレットは、フランクを迎えに行く途中、警官隊に撃たれる。瀕死の重傷を負ったスカーレットを見つけたフランクは愛馬とともに逃亡を始めるが、フランクの腕の中でスカーレットは息絶え、やがてフランクも警官隊の銃撃の中に死んで行くのだった。
Frank T.Wells
Scarlett
Sheriff Whitlock
Bucky
Slim
Clem
Snake
Joe
監督
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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