接吻・接吻・接吻
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接吻・接吻・接吻

1964年10月13日公開
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「軽蔑」の製作者、ジョルジュ・ド・ボールガールが新鋭の監督たちに作らせたオムニバス。撮影は「軽蔑」のラウール・クタール。 〔夏の接吻〕ベルナール・T・ミシェルの脚本・演出、ウォード・スウィングルが音楽を担当した。出演はマリー・フランス・ボワイエ、シャルル・セブリアン、カトリーヌ・ソラなど。 〔ユダの接吻〕ベルトラン・タヴェルニエ、クロード・ナオン、ロジェ・タイラールの共同シナリオをベルトラン・タヴェルニエが演出、エディ・ヴァルタンが音楽を担当した。出演はレティツィア・ロマン、ジュディー・デル・カリル、ベルナール・ルースレなど。 〔夜の接吻〕ジャン・フランソワ・オーデュロイの脚本・演出、クロード・ルーシュが音楽を担当した。出演はバーバラ・スティール、アントワーヌ・ロブロ、ミシェル・バルディネなど。 〔高価な接吻〕シャルル・L・ビッチの脚本・演出、ポール・ミスラキが音楽を担当した。出演はソフィア・トルケリ、ジャン・ピエール・ムーランなど。 〔16歳の接吻〕クロード・ベリの脚本・演出、ルネ・ウルトレジェルが音楽を担当した。出演はロレダーナ・ヌシアク、ジョニー・モンティレほか。

ストーリー

〔夏の接吻〕夏のある日、若い男女を乗せたヨットが岸壁を離れた。人妻のディァヌ(マリー・フランス・ボワイエ)はその中に真面目で内気そうな少年エリック(シャルル・セブリアン)に興味を持った。少年は将来司祭になるのが希望という。ディアヌは友人と賭けをした。ヨットが夕方岸壁に帰りつくまでに少年を誘惑してキッスすることだ。船酔いを口実にして下船し、まんまと挑発に成功したかに見えたが、邪魔が入って失敗。その後ももうちょっとのところで邪魔に入られ、その賭けは失敗したかに見えた。しかし、船を下りる数分間にディアヌは見事成功した。 〔ユダの接吻〕ティファニー(レティツィア・ロマン)は恋仇のシルビイ(ジュディー・デル・カリル)からギャングのロベールを自分だけのものにしようと、シルビイの嫉妬心を故意に煽り、計画が図に当って逆上したシルビイはロベールを警察に密告した。彼女の裏切りをティファニーから知らされたロベールは、シルビイを彼女の部屋で射殺した。が、飛びこんで来た刑事たちによって取り抑えられた。ティファニーの深謀は悲劇的な幕切れに終った。 〔夜の接吻〕ある退屈なブルジョアのディナー・パーティ。ジャック(アントワーヌ・ロブロ)とピエール(ミシェル・バルディネ)は退屈まぎれに賭をした。美人のテルマ(バーバラ・スティール)にジャックがその夜の間に彼女と接吻できるか、というのだ。ジャックはなかなかチャンスが掴めず思いきってテルマにうちあけた。まんまと彼女の同情を得るのに成功した。 〔高価な接吻〕ピエールは駅で若く美しい女(ソフィア・トルケリ)に声をかけた。外国人らしく、地理に不案内だという。早速彼女の護衛役をひきうけ、ある喫茶店に誘った。二人はうちとけあい、かりそめの恋の接吻をした。と、彼女の手は素早く男のポケットから紙入れをスリ取ったが、男の善良そうな顔を思い出し、半分だけ返した。男は別れるとき、女の名を聞いた。「アガータ」と女は答えた。女はまた考えた。そして男に盗んだ金全部を、送り返すことにした。 〔16歳の接吻〕ダニエル(ジョニー・モンティレ)は友達のクロード(ジャッキー・ザルベルグ)、ベルナールらと、両親の留守をいいことに、“スケ”を物色しに街にでたが、さっぱり。だがよくしたもので、二人の娘が通りかかり、まんまと誘いに成功した。一人は美人で片一方はオカチメンコ。ダニエルは一計を案じて不美人の方にクロードをけしかけ、そのスキに美人娘の嫉妬を利用してキッスに成功した。が、そのとき、母親の使いを思い出し、転げるように表に走り出た。それは、十六歳のテレかくしでもあった。

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作品データ

原題
Les Baisers
製作年
1963年
製作国
フランス
配給
ヘラルド
初公開日
1964年10月13日
製作会社
ローマ・パリ・フイルム=フィルム・ルックス=フローラ・フィルム


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