愛人ジュリエット|MOVIE WALKER PRESS
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愛人ジュリエット

1952年12月13日公開,89分
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「天井桟敷の人々」のマルセル・カルネが、「港のマリイ」についで監督した作品で原作はジョルジュ・ヌヴーの戯曲『ジュリエット或は夢の鍵』。カルネとしてはこの作品の映画化は大戦以前からの宿願であったといわれ、現実と夢との交流をリアリスティクな筆致で描くことで、逆に超現実の味わいを出そうとしている。脚色はカルネの「日は昇る」を執筆したジャック・ヴィオ(「宝石館」)とカルネの協力、台詞は原作者ヌヴウ(「想い出の瞳」)が担当している。撮影および音楽はともに「港のマリイ」のアンリ・アルカンとジョゼフ・コスマで、コスマはこの作品で五一年度カンヌ映画祭音楽賞を獲得。美術は「天井桟敷の人々」のアレクサンドル・トローネ。主演は「悪魔の美しさ」のジェラール・フィリップ、「神々の王国」のシュザンヌ・クルーティエで、以下、ロジェ・コーシモン、エドゥアール・デルモン、イヴ・ロベールらが共演する。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

青年ミシェル(G・フィリップ)は牢獄の中で恋人ジュリエットを想い、夢で彼女に会いに旅立った。彼の着いた処は「忘却の国」で、住民達は誰ひとり思い出をもたず、新来の彼から昔の出来事を求めようと必死になった。彼が少女を探しているのを知った貴族(R・コオシモン)は、村で美しい少女(S・クルウチエ)をみつけ、自分のシャトオに連帰った。村の探偵から迫害されたミシェルはシャトオに逃込み、少女のいることを知って追ったが、彼女は逃げたあとであった。森の中で、ミシェルは少女ジュリエットにめぐり合い、想いのたけを打明けた。彼は牢獄へ入る前、ジュリエットと海岸へ行きたいために店の公金を盗み、その結果捕縛されてジュリエットと別れてしまったのだった。しかし森の少女ジュリエットは過去の記憶をもっていなかった。彼女はミシェルが座を外した時、追って来た貴族に再び連去られ、もうミシェルを思出さなかった。ミシェルはシャトオへ追って、貴族が結婚魔「青髭」であることを知り、必死にジュリエットを呼返えそうとした--ところで眼が覚めた。彼は主人の温情で不起訴となり、釈放されるとすぐジュリエットの家にかけつけたが、彼女は安月給取りの彼を見返り、主人の求婚を承諾していた。現実はミシェルを裏切った。もはや彼の行く処は「忘却の国」しかない。彼は、とある工事場の「危険立入禁止」と書かれたドアを開けて何の恐れもなく進み入った。

作品データ

原題
Juliette ou la Clef des Songes
製作年
1951年
製作国
フランス
配給
新外映
上映時間
89分

[c]キネマ旬報社

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