ジャングル(1928):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャングル(1928)
ジャングル(1928)
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ジャングル(1928)

1928年公開
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エメルカ社発売のグローテ・ブリュックナー探検映画で、南アフリカ、セネガルの原始林、バンバールの原住民集落でせ撮影されたものである。製作の任に当たったのはA・ブリュックナー氏。出演者は全部土着のセネガル原住民のみで既成俳優は一人も出演していない。(無声)

ストーリー

ザンバはセネガルの原始林で一番に勇ましい原住民である。ザンバはファツウという乙女を愛していた。やはりファツウを恋していたサクルはザンバにとって恐ろしい競争者であった。サクルは物持でファツウを羊二十匹で買う資力を持っていたからである。しかしそれにひきかえザムバは貧しかったのである。ファツウの父に強要されたザンバは敵の集落ワヅツに忍び込んで羊を盗もうとした。そして隣村と大喧嘩になったがその時ザムバは大勢のワヅツの猛者を殺したのでワヅツ族は復讐の決心を固めた。ザムバの仲間が漁に出た留守にワヅツの者共はザムバの村を襲い女達を掠って引き上げた。これは戦死者の墓に犠牲として供える為であった。掠われた女の内にはファツウもいた。そうと知ったザムバは怒髪天を突いて単身敵地に跳り込んだが捕らえられてしまった。ファツウはワヅツの勇者を巧みに色仕掛で蕩らし辛くもザムバを救って逃れる。ワヅツ族はそれと知って大挙して追いかけて来た。二人は危険を冒して付近の叢林に逃げ込み、様々の危難を脱してようやくにして逃れ帰る事が出来た。今度は他の捕虜になっている女達をワヅツ族の手から救い出すのが焦眉の急務でザムバが狩の名手である所から選ばれて案内者となった。この襲撃は効を奏し、焼討の恐ろしい焔は立ちのぼって天を焦がした。これがワヅツ族の最後であった。村へ帰ったザムバは村民からほめはやされ、そしてファツウの父もこの勇士には娘をやる事を承諾したのであった。しかしザムバの名声高くなるにつれサクルの心は苛立った。ある日、ザムバが海へ出ている時、サクルは小舟を覆して彼を殺そうとした。が、ザムバは鱶と闘いながら辛くも岸に泳ぎつく事が出来た。この為サクルは死刑を宣せられて沖へ流され、鮫の群れの中に投げ込まれてしまった。ザムバとファツウとはめでたく結ばれた。そして酋長が死んだ時に勇士ザムバは新しい酋長にと選ばれた。

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作品データ

原題
Samba
製作年
1928年
製作国
ドイツ
配給
日英映画社
初公開日
1928年
製作会社
エメルカ


[c]キネマ旬報社