昼下りの情事 変身:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
昼下りの情事 変身
昼下りの情事 変身
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昼下りの情事 変身

1973年1月24日公開、75分
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少年の女性に対する夢を托した花を愛する一人の清礎な女性。その美しい花が枯れ、女の本性の醜さを知った時、少年は復讐を誓った……。脚本は「女子大生 セクシー・ダイナマイト」の宮下教雄、監督は「官能教室 愛のテクニック」の田中登、撮影は「戦国ロック 疾風の女たち」の森勝がそれぞれ担当。

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ストーリー

青山涼子は病身の父、母、二人の弟と一人の妹を養ってはいたが、とうてい昼間勤めている双和商事の給料では生活できず、夜のアルバイトを強いられる苦しい生活の毎日だった。しかし、そんな涼子にも、彼女を慕う男たちがいる。彼女の生活を知りながらも結婚を申し込もうとする同じ会社の阿部、阿部の同僚で彼女の肉体が目当ての南原、そして兄夫婦の乱れた性生活に嫌悪感を抱き、清礎な涼子にほのかな想いを寄せる花屋の少年、純である。しかし彼ら三人とも、涼子の夜の仕事を知らないのである。涼子の夜の生活は純のいる花屋での買物から始まる。その時こそ、純にとって最も楽しいひと時である。やがて、あるマンションの一室へ入った涼子は、艶やかな化粧をして、華麗なる蝶へと変身する。そして彼女を訪れる男に抱かれる涼子……それはコールガールの生活である。ある日、涼子は正式に阿部からプロポーズを受けた。夜の生活を思うと素直にうなずけぬ涼子ではあったが、つかの間の阿部との楽しい生活を夢みるのだった。数日後、純は得意先のマンションに花を届けに行った時、屋上に近いベランダにいる涼子を目撃した。そして純がベランダに忍び込み見たものはまぎれもない涼子の激しくのたうつ姿だった……。阿部との結婚を決意し二度と帰る事のない夜の生活をあとにした涼子に、阿部とのデートの最中、一人の少年がナイフを持って追って来た。一瞬崩れ落ちる涼子が、その少年を純と認めた時、一種の安らぎを覚えた。長い夜の生活からやっと開放されたかのような……。

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作品データ

製作年
1973年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1973年1月24日
上映時間
75分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社