娘十九はまだ純情よ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
娘十九はまだ純情よ
娘十九はまだ純情よ
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娘十九はまだ純情よ

1952年9月11日公開、78分
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雑誌「東京」に連載された鹿島孝二の小説から「恋の蘭燈」の井手雅人が脚色し「エノケンの石川五右衛門」の毛利正樹が監督している。出演者は、「風の噂のリル」でデビューした新人南寿美子と久しぶりの灰田勝彦を主役に、沢村貞子など中堅助演者、「あきれたぼういず」のメンバーに、金語樓、木戸新太郎などの喜劇俳優を加えている。

ストーリー

墨田河畔に近い下町の理髪店の娘郁子はIデパートの評判売子であったが、明朗活発、野球が何より好きという、さっぱりした娘であった。父の金作は、元陸軍の軍楽隊にいたというだけあって、店の仕事はそっちのけでカミソリバンドなる怪しげなバンドを組織して熱を入れていた。郁子の店で女店員が集まり女子野球チームが結成され、某デパートと対抗試合をすることになったが、郁子はもちろんそのメンバーの一人だった。監督は医務室勤務の博士の卵竹井茂雄という女嫌いで通った男。自然その訓練も女ということを頭に入れない猛烈なもので、さすがの郁子も、その横暴をふんがいして断乎闘争を宣言した。しかし町内の納涼祭にカミソリバンドが越後屋の義太夫と対抗しなければならなくなり、郁子は竹井に講和を申込んで彼の黒田節で応援に出てもらった。それ以来二人は親しさを増したが、越後屋は貸金をたてに郁子を息子の嫁にといって来た。折も折、郁子はグランドで大怪我をした。その病床に初めて郁子の生みの母親が現われた。茂雄の伯父久野博士と再婚のとき郁子を金作夫婦にあずけて行ったのだった。秋晴れの対抗試合の日、郁子はこれを最後に久野家に引とられ、茂雄と結婚という重なるよろこびを胸にひめ、力一ぱい敢闘するのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
初公開日
1952年9月11日
上映時間
78分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社