変幻胡蝶の雨/月の輪族の逆襲:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
変幻胡蝶の雨/月の輪族の逆襲
変幻胡蝶の雨/月の輪族の逆襲
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変幻胡蝶の雨/月の輪族の逆襲

1958年4月15日公開、時代劇
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デイリースポーツ連載の北村寿夫の原作から、「若さま侍捕物手帳 鮮血の人魚」の村松道平が脚色、「鬼面竜騎隊 (二部作)」の井沢雅彦が監督、「赤穂義士(1957)」の杉田正二が撮影した娯楽時代劇。「少年猿飛佐助(1958)」の中村賀津雄、新人の南郷京之助に、円山栄子、桜町弘子、吉田義夫、里見浩太郎らが出演。(二部作)

ストーリー

第一部--足利義康は月の輪城を赤松丹波を使って攻め落させた。そこに莫大な財宝が隠されているはずだった。が、その財宝のありかを示す巻物は月の輪一族の誰かが持ち去っていた。義康はかれらを迫害し、かれらは義康に復讐しようとした。義康は丹波を殺し、その罪を月の輪一族になすりつけ、丹波の子一郎太の迫害へ一族をけしかけた。それから十五年--、伊知山で、一族の幼君小法師丸は家老熊坂から胡蝶の幻術を教わっていた。熊坂は怪盗風太郎の手裏剣に倒れ、小法師に守袋を渡すと、都に母が……と遺言して死んだ。京都で、小法師は月の輪族に襲われた一郎太の妹紅緒を、偶然助けた。お礼に一郎太は行きずりの旅人として彼を自分の邸に引き留め、紅緒と小法師は互いに惹かれ、仲良くなった。或る日、小法師が月の輪一族の本陣にまぎれこみ、縛り上げられたが、その守り袋で一族の首領弾正らは彼が主君と知って喜んだ。小法師は今や一郎太らを敵にしなければならなかったが、弾正の娘弓から紅緒が腰元として義康の御殿にいることを知らされ、単身乗込んだ。が、そこには一郎太の捕方勢が待ち構えていた--。胡蝶の鏡を一郎太の手裏剣に叩き落され、小法師は危く見えた……。 第二部--その時、弓が現れ、小法師の鏡を拾うと、彼に投げ渡した。彼は逃れ得たが、彼女は捕えられ、きびしい拷問に会った。小法師は彼女を救いにきたが、一緒に逃げる時、鏡をまた落してしまった。紅緒は妙蓮院の待月尼のもとに預けられた。捕手に追われた小法師がこの寺に偶然逃げこみ、再会できた。弓は風太郎からそのことを聞くと、懐剣で紅緒を刺そうとしたが、その小法師へのひたむきな愛に負け、果さなかった。そのとき、風太郎は例の巻物を発見し、必死にとりすがる待月尼を殺そうとした。小法師が彼女を救いに現れ、彼を斬った。待月尼は小法師の母だった。小法師はその巻物を義康に渡そうと、その邸へ乗込んだ。それを渡せば、もう無用の争いはなくなるだろう。が、義康がそれを開くと、中には何も書いてなかった。小法師が危くなった時、父を殺したのは義康であることを知った一郎太が駈けつけ、二人で敵に立ち向った。その苦戦ぶりを、、胡蝶の鏡を拾っていた盗賊の伊吹丸が見兼ね、鏡を小法師に投げ返す。二人は胡蝶の術を使って義康の前に現れ、彼を斬り、復讐を果した。--小法師は将軍から謀反人義康を成敗した功で貰った月の輪一円の領地へ向って、弾正、紅緒らと出発した。待月尼、一郎太、それに尼になった弓らが、彼らを見送った。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1958年4月15日
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社