銀の翼:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
銀の翼
銀の翼
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銀の翼

1922年公開
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「オーバー・ザ・ヒル」の姉妹篇で前者と同じくメアリー・カー夫人が母親に扮している。原作と脚色はポール・H・スローン氏の手に成り、エドウィン・カリュー氏とジャック・フォード氏とが共同して監督の任に当たっている。

ストーリー

母のアンナは長男のハリー、次男のジョン、末女のルスの3人の子供達に深い愛を与えながら、自分の身の廻り等に気をつけず只子供達の成長を楽しみにしていた。夫ジョンは裁縫機械の発明に没頭していたが遂に成功しアンナの勧めによって製造会社を起こし段々と裕福になり何不足なく暮らせるように成った。父の死後は長男は派手な社交界に入り浸り、妹が真面目にその愛人と結婚せんとするを憤慨して、妹を追い出す。ルスは愛人とカンサス市に赴き貧しくとも楽しい生活を始めた。ハリーは悪友に騙されて母の会社から金を盗み出し、その罪を弟ジョンに塗り付けた。ジョンは之に憤って家出をする。ハリーは我儘を尽くし母を蔑ろにして贅沢を尽くして、遂に母の名を偽って大金を銀行から引出したが、露見してまさに入獄の憂目を見ようとした。ただし母の慈悲は家屋敷を人手に渡してまで我子の罪をかばったので、ハリーはさすがに慚愧に堪えず、彼また家出をしたのであった。さきに家出したジョンはカンサス市で妹に廻り会い、真面目に働いていたが、一方母は全財産をハリーの為に抛って、工女に迄成り下ろうとしたが、老齢の身の哀れにも路傍に倒れているのを或る新聞記者に救われた。次の日曜の新聞記事を見たジョンは、カンサス市から母を迎えに来り、ハリーも流浪の果てに皆邂逅し、今更の如く母の愛に感泣し、親子兄弟始めて喜びの時をを迎えた。

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作品データ

原題
Silver Wings
製作年
1922年
製作国
アメリカ
配給
フォックス社
初公開日
1922年
製作会社
フォックス特作映画


[c]キネマ旬報社