激流を横切る女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
激流を横切る女
激流を横切る女
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激流を横切る女

1931年公開
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「素晴らしき嘘」「夜霧の女」と同じくルース・チャッタートンが主演する映画。ルドルフ・ベルナウアー、ルドルフ・オエステルライヘル合作の戯曲から「街のをんな」「めくらの鼠」の原作者ゾー・エイキンスと「アメリカの悲劇」「ジーキル博士とハイド氏(1932)」のサムエル・ホッフェンシュタインが共同で脚本に書き改めニューヨークの舞台監督として知られたガスリイ・マクリンティックが監督に当たったもので助演者は英国劇団に名あるアイヴォー・ノヴェロ、「忍びよる心」のジョフリー・カー、ドリス・ロイド、ジル・エスモンド、ブラムウェル・フレッチャーその他。カメラは「山猫酒場」「王様ごっこ」のチャールズ・ラング担当。

ストーリー

英国の富豪の御曹司ジミー・フェンウィクはパリ育ちのロシア娘アンナと恋に陥ち、結婚した。アンナはジミーに連れられて英国に渡り彼の家族と一緒に住むようになったが、彼女は保守的なフェンウィク家の家風に合わず、家族たちから疎まれ、遣瀬ない年月が流れ、今はただ二人の間に出来た娘フェイスの生長を楽しみに暮らすようになった。ある日、彼女の昔の求婚者ベネットがパリから訪れてきてコッソリある酒場で彼女と昔の思い出を語り合った。このことがフェンウィク家の者の耳に入ると丁度その頃ジミーは議員選挙に立候補して東奔西走していたのでジミーの母はアンナの噂が世間に洩れて選挙運動に支障を来たすのを恐れ、無理矢理にアンナをしばらくニイスへやることにした。処が汽車の中で偶然ベネット、近頃ジミーの愛情の薄れたことを嘆いていた時だったのでベネットの勧めるままにアンナはパリで途中下車して一日遊び暮らした。その夜、彼女の乗っていた列車がニイスの付近で転覆し、現場に残されたアンナの傘から、駆けつけたジミーたちにアンナは惨死したものだと信じられてしまった。何も知らないアンナは翌日、娘恋しさの余り急いでニイスに現れたが、再び彼女とベネットのことがバレてついに彼女は離婚されてしまった。それから十数年、アンナは夜の女に転落して卑しい生活を続けてきたが、生育して行く娘フェイスの消息を新聞で知り娘の幸福を祈っていた。フェイスはやがて年頃になり、貧乏な建築家アレンと恋仲となったが厳父のジミーは彼女たちの結婚を承知しなかった。そしてある夜アンナは舞踏会で娘のフェイスと偶然合い、アンナが実の母だとは知らずに自分の苦衷を打ち明けた。アンナは早速ジミーを呼び寄せてフェイスとアレンの結婚を承知させ生涯安楽に暮らせるだけの財産を分けさせ、アンナはこうしてフェイスの幸福を祈ったのである。

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作品データ

原題
Once a Lady
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社