トゥルー・クライム(1998)|MOVIE WALKER PRESS
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トゥルー・クライム(1998)
トゥルー・クライム(1998)

トゥルー・クライム(1998)

1999年12月25日公開,127分
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死刑執行当日、無実の死刑囚を救うために奔走するヴェテラン新聞記者の姿を描くサスペンス。監督・製作・主演は「真夜中のサバナ」のクリント・イーストウッド。脚本は「チャイニーズ・ボックス」のラリー・グロス、「卒業白書」のポール・ブリックマン、「ディ-プエンド・オブ・オーシャン」のスティーヴン・シフ。原作はアンドリュー・クラヴァンの同名小説(創元推理文庫刊)。撮影のジャック・N・グリーン、音楽のレニー・ニーハウス、美術のヘンリー・バムステッド、編集のジョエル・コックスはイーストウッドの常連。共演は「アウト・オブ・サイト」のイザイア・ワシントン、「ヴァンパイア 最期の聖戦」のジェームズ・ウッズ、「リアル・ブロンド」のデニス・リアリー、「ジャッカル」のダイアン・ヴェノーラほか。他に、イ-ストウッドの娘フランシスカ・フィッシャー=イーストウッド、彼女の母で元恋人のフランシス・フィッシャー、現在の妻のダイナ・イーストウッドなど、イーストウッドの家族の女性陣が特別出演。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

北カリフォルニアのオークランド。地元新聞オークランド・トリビューンのヴェテラン記者スティーヴ・エヴェレット(クリント・イーストウッド)はかつては敏腕で鳴らしたが、最近は酒とデスクのボブ(デニス・リアリー)の妻にまで手を出す女グセの悪さのせいでスランプ続き。彼は編集長アラン(ジェームズ・ウッズ)の命令で、サン・クエンティン刑務所で明日0時1分に死刑執行が決まった死刑囚フランク(イザイア・ワシントン)の取材に赴く。事件の担当で前夜エヴェレットと飲んだ後、不慮の事故で急死した同僚の女性記者ミシェルの代役に立てられたのだ。フランクの事件を調査し直したエヴェレットは、現場の物的証拠と証人の証言に重大な誤りがあるのを発見。だが、夢中になるあまり、仕事の合間に動物園へ連れて行った幼い愛娘ケイティ(フランシスカ・フィッシャー=イーストウッド)に怪我をさせてしまい、妻バーバラ(ダイアン・ヴェノーラ)には愛想を尽かされた。午後4時、刑務所でフランクと面会したエヴェレットは無罪を確信。知り合いの地方検事セシリア(フランシス・フィッシャー)から現場に裁判には出席しなかった黒人少年がいることを知った彼は、アランたちを相手に土壇場で無罪を勝ち取りスクープをものにすると大見得を切るが、処刑の時間は迫るばかり。彼はミシェルの自宅でファイルを調べ、少年の居所を突き止めるが、なんと彼はすでに死んでいた。だが、彼は死ぬ前に祖母のラッセル夫人に真相を告白しており、エヴェレットは彼女を連れ、死刑執行中止命令を出してもらうため、知事の元へ車で急行。かくして、死刑執行完了寸前に命令が下り、フランクは無罪放免となり、エヴェレットは再起を果たすのだった。

作品データ

原題
True Crime
製作年
1998年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画
上映時間
127分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    フジ三太郎

    4.0
    2018/7/24

    シドニー・ルメット「12人の怒れる男」を、法廷劇でなく、死刑執行寸前まで話を進めると、こうなるかなという映画。
    ベテラン記者イーストウッドが、ヘンリー・フォンダと思えばよろし。単純な正義の人ではなく、下半身がだらしない男として描かれているのがよい。
    冒頭、主人公が同僚の若い女記者を口説こうとして失敗。その記者が抱えていた冤罪事件?を覚えていて、死刑執行当日に、事故死した同僚の後任で、事件を調べ始め、見事に真相にたどり着く。
    この映画には、一見悪役がいないようだが、実は教戒師が悪役である。虚栄と偽善と偏見とサディズムで膨れ上がった、誰から見ても悪役として描かれる。この映画でも、イーストウッド得意の神への思いが皮肉として描かれる。

    一方、真犯人は、本来悪だが悪ではないのである。そこには日常の、石を投げたら、たままた当たった位な犯罪があり、あとは白人の黒人への偏見と、ちょっとしたタイミング、と言うか、縁があるだけ。

    午後ローで鑑賞。ジェームズ・ウッズの上司が、相変わらずいい味。
    死刑執行シーンのリアルさが伝わってくる。
    ただ1つ、イーストウッドの記者と、冤罪の黒人青年の描き分けが、尺的に拮抗しすぎかな、と思えた。もう少し記者に尺を割いてもよかったかな。

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