ハリソン・フォード
デッカド
初公開から25年を迎えたSF映画の傑作が、監督自身の再編集、デジタル修整で復活。ハリソン・フォード演じる捜査官とレプリカントと呼ばれる人造人間の追跡劇が展開する。
※結末の記載を含むものもあります。
2019年のLA。人間そっくりなレプリカントたちが宇宙開拓地から脱走してきた。その捕獲を命じられた、“ブレードランナー”と呼ばれる特殊捜査官のデッカードは、人間社会に紛れ込んだ彼らを追う。
デッカド
バッティ
レイチェル
プリス
ガフ
ブライアント
セバスチャン
レオン
タイレル
ゾラ
[c]BLADE RUNNER is a trademark of Blade Runner Partnership. Blade Runner: The Final Cut [c]2007 The Blade Runner Partnership. TM & [c]2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved [c]キネマ旬報社
IMAXスクリーン(と音響)で視野全体が全てブレードランナーに覆い尽くされる至福の体験がわずか2週間で終わってしまうのはもったいないことです。年中行事として定期的に再公開することが望まれます。あと可能ならば「ファイナルカット版」以外の「米国公開版」&「ヨーロッパ公開版(俗にいう完全版)」もIMAXでとは言わないので再公開して欲しいのが偽らざる心情といったところです。
ブレードランナー2049を見て、やっぱり最初の作品の方が良かった~と改めて感じ、偶々上映していた劇場があったので再度鑑賞しました。2007年のファイナルカット版の為、デジタルリマスターで当初の1982年作品より現代の技術で細工されていたもしれないけど、今から35年も昔の作品とは思えないほど素晴らしかった!
しのつく雨と、昼でも薄暗いままの近未来という設定なのか、全編に亘って相当暗い色調なので逆に光の効果が美しく独特の世界観があり、死期が近いレプリカントの哀愁や、人間とレプリカントの禁断の愛のような背徳感もにじみ出ていて酔いしれました。
邪悪なルトガー・ハウアーが最期は天使のようにこと切れて、初めて見た時はここで泣いたな~としみじみ。