テザ 慟哭の大地:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
テザ 慟哭の大地
テザ 慟哭の大地
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テザ 慟哭の大地

2011年6月18日公開、140分、社会派
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権力の支配と格差に苦しむエチオピアの姿を、激動の1970年代から20年に渡って描くヒューマンドラマ。監督は、「三千年の収穫」でロカルノ映画祭銀獅子賞を受賞したハイレ・ゲリマ。ヴェネチア国際映画祭金のオゼッラ賞・審査員特別賞、ロッテルダム国際映画祭Dioraphte賞など、20以上の映画祭で受賞。

ストーリー

1990年、アンベルブル(アーロン・アレフェ)はエチオピアの村へ帰郷する。彼を待っていたのは年老いた母(タケレチ・ベイエネ)と、同居する女性アザヌ(テジェ・テスファウン)だった。1970年代、アンベルブルは医者を志し、ドイツに留学する。恋人カサンドラ、親友テスファエ(アビュユ・テドラ)とその白人の恋人でテスファエの子供を身籠っているギャビらと夢を語る日々。しかしエチオピアで政変が起こる。テスファエはギャビと息子テオドロスを残し、マルクス主義を標榜するメンギスツ軍事独裁政権下の故国に帰る。カサンドラもアンベルブルの前から姿を消す。ギャビから、カサンドラが彼の子供を中絶したと知らされる。1980年代、アンベルブルも帰国し、アディスアベバで課せられた仕事をこなす。アンベルブルは反革命分子として尋問にかけられ、自己批判を求められる。テスファエに説得され、アンベルブルは自己批判に応じる。研究所の中で、過激分子がテスファエを虐殺する。アンベルブルは東ドイツ行きを命じられる。ベルリンでギャビたちに会うが、テスファエの死をなかなか伝えられない。テオドロスは、白人社会で黒人が生きる困難さを自覚していた。アンベルブルはベルリンで暴徒に襲われ、片足を失う。絶望したアンベルブルは故郷の村に帰る。都会から遠く離れた村にも内戦の波は届き、若者は強制的に戦場へ駆り出されていた。アンベルブルが悪霊に取り憑かれていると思い込んだ長老たちは、悪霊祓いの儀式を繰り返す。村人たちから疎まれているアザヌの姿が自分自身と重なり、アンベルブルは彼女に惹かれていく。アザヌはアンベルブルを、村の近くの大きな湖にある島に連れていく。その島には洞窟があり、徴兵を逃れようとする少年たちが隠れていた。彼女は自分の子供を殺した過去をアンベルブルに告白し、2人は結ばれる。村人たちは、結婚前に子供を身籠ったアザヌを血眼になって探す。アンベルブルの母は2人を島に逃がす。アザヌは島の洞窟で出産する。

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作品データ

原題
TEZA
製作年
2008年
製作国
エチオピア ドイツ フランス
配給
シネマトリックス
初公開日
2011年6月18日
上映時間
140分
製作会社
Negod-Gwad Productions=Pandora Filmproduktion= Unlimited=Westdeutscher Rundfunk (WDR)
ジャンル
社会派


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