-×- マイナス・カケル・マイナス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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2011年12月3日公開、120分
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大阪郊外を舞台に、人と人、個人と世界の“つながり”を浮かび上がらせ、日常の残酷さ、美しさを問いかける“喪失と希望”の物語。監督は本作が長編デビューとなる伊月肇。出演は「カチコミ刑事 オンドリャー! 大捜査線 心斎橋を封鎖せよ」の澤田俊輔、「トワノクオン」シリーズの寿美菜子、「姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う」の長宗我部陽子。

ストーリー

大阪郊外の町。日に日に緊張感が高まる異国の戦争のニュースがラジオから流れている。古い小さなアパートに独りで住むタクシードライバーの吉村貴治(澤田俊輔)。夜勤明けは大抵、消費者金融からの電話や新興宗教の勧誘、隣室からの喘ぎ声を適当にやり過ごし、部屋で一日無為な時間を送っている。そんなある日、いつも通り市内をタクシーで流していると、妙な色気と無邪気さを持ち合わせた不思議な客・林京子(長宗我部陽子)を乗せる。この出会いは、貴治の眠っていた黒い欲望をかき立てるのだった……。一方、両親の離婚で父と暮らすため、新生活を迎えた女子中学生・藤本凛(寿美菜子)はずっと心に引っ掛かる“ある思い”を両親や親友にも打ち明ける事ができずにいた。そんな気持ちを抱えながらの母との再会で、凛の悲しみは静かに、そして激しく流れ出す……。彼らは今まさに始まろうとしている異国の戦争を思い描くことはおろか、目の前のささやかな日常さえどうにもできずにいた……。

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作品データ

製作年
2008年
製作国
日本
配給
I film
初公開日
2011年12月3日
上映時間
120分


[c]キネマ旬報社