壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び
壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び
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壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び

2012年9月22日公開、90分、ドキュメンタリー/社会派
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パレスチナ・ビリン村の農民イマード・ブルナートが、イスラエル軍による分離壁の建設に抵抗する村人のデモを撮影し、イスラエル人監督ガイ・ダビディと共同で作り上げたドキュメンタリー。2011年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞、2012年サンダンス映画祭ワールドシネマ監督賞他、受賞多数。

ストーリー

2005年2月、パレスチナ・ビリン村で農業を営むイマードは、四男ジブリールの誕生に合わせて最初のカメラを手に入れる。ビリン村では分離壁が村の中央を通り、耕作地の半分以上が奪われることが判明する。村民は金曜日の礼拝後に穏やかなデモを始め、イマードはデモを撮影する。イマードの友人アディーブとフィールもデモに参加する。軍は人々を逮捕し始め、イマードのカメラも兵士たちに撃たれて壊される。イマードは友人のユダヤ人カメラマン・イスラーイルから2台目のカメラを譲り受ける。フィールの弟ダベアが建設現場のクレーンに登り、それをイマードは撮影する。ダベアは逮捕され、イマードのカメラは壊される。イマードは新しいカメラを購入し、3歳になったジブリールをデモに連れて行く。ある日、イマードは弟がジープで連行される様子を撮影する。その夜、兵士たちはデモで石を投げたとして子供たちを逮捕する。別の日、イマードの自宅に兵士が現れ、その様子をイマードは撮影する。連行されたイマードは数週間拘留された後、ビリン村から離れた場所で軟禁される。証拠不十分で解放されると、妻ソライヤは撮影をやめるよう懇願するがイマードは撮影を続け、3台目のカメラも撃たれる。2008年までに多くの村でも分離壁が侵入するようになり、デモが始まる。ビリン村は裁判に勝ち、より入植地に近い場所に壁を移すという決定が下されるが、一向に実行されない。イマードはトラックを運転していて分離壁にぶつかる。それが4台目のカメラの最後の映像だった。イスラエルの病院で20日間昏睡状態に陥ったイマードは、何の支援も受けられず、二度と肉体労働はできないと宣告される。デモが始まって4年、暴力は激化し、フィールが胸にガス弾を受け即死する。フィールの葬儀後のデモでアディーブが逮捕・投獄される。イマードも逮捕状を受け取るがデモの撮影に行き、カメラを撃たれる。2010年、イスラエルは古い壁を撤去し、入植地の近くに壁をつくり始める。

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作品データ

原題
5 Broken Cameras
製作年
2011年
製作国
パレスチナ イスラエル フランス オランダ
配給
浦安ドキュメンタリーオフィス
初公開日
2012年9月22日
上映時間
90分
製作会社
Alegria Productions=Burnat Films=Guy DVD Films
ジャンル
ドキュメンタリー社会派

[c]Emad Burnat
[c]キネマ旬報社