監督、撮影、編集
沖縄県南城市久高島の自然、島民、生活をとらえたドキュメンタリー。島では日本人古来の生活や精神性が生き続け、数々の年間祭祀行事を継承している。なかでも重要な旧正月に密着し、自然とともに生きる島の姿をカメラに収める。監督は、「あめふり山」の後藤サヤカ。ナレーションは、BS Green TVの日向みつか。
ストーリー
沖縄県南城市にある久高島は、全長約4km、人口200人ほどの小さな島である。沖縄本島南部の知念岬から船で20分ほどの距離にあり、沖縄県の世界遺産“齋場御嶽”からも臨むことができる。古くから“神の島”として琉球王朝に守られていた久高島では、女性が守護神として男性を守るという精神文化が受け継がれている。この島には日本人古来の生活や精神性が今なお生き続けており、600年以上続いている“イザイホー”など、20以上の年間祭祀行事を大切に継承している。なかでも重要なのは、島全体で新しい年を祝い、健康を祈願する旧正月だ。本作ではその旧正月の3日間に密着、自然を尊び祖先の神を大切に祀りともに暮らすことを生活の一部とし、素朴な暮らしが連綿と続く久高島の姿をカメラに収めていく。