二都物語(1926):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
二都物語(1926)
二都物語(1926)
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二都物語(1926)

1926年公開
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「ネル・ギン」「ロンドン」等を監督したハーバート・ウィルコック氏の作品で、チャールズ・ディッケンス原作の戯曲『二都物語』に基づき、フリーマン・ウィルス氏が脚色したものである。主役は英国劇団の盟友ジョン・マーティン・ハーヴェイ氏で、マッジ・スチュアート嬢、ベティー・フェアー嬢、フレデリック・クーパー氏、フランク・ストーンモアー氏、ベン・ウェブスター氏等が共演している。因みにウィリアム・ファーナス氏主演のフォックス映画「二都物語(1917)」が数年前に我が国にも紹介されている。

ストーリー

仏国の貴族エヴルモンド侯爵は残忍暴戻の限りを尽くした領主で、罪なきドファルジィ兄妹を虐殺した上、その場に立ち遭った医師マネツトを悪事の洩れるを恐れてバステイーユの牢獄へ16年間も幽閉してしまった。刑期満ちて出獄したマネツトは苛酷な牢獄生活から知的障害者のような状態に成っていた。老人の娘ルシーは哀れな父を介抱し、時しもフランス大革命が起こらんとしていたので難を避けて英国へ移住しようとしたが、道に危難に逢った時眉目秀麗の青年シヤルルに救われた。シヤルルはエヴルモンド候の嫡子であったが、父の暴戻を憎み、家を捨てて放浪に旅に出ていたのであったるが、ルシーと相見て若き2人は恋に陥った。官諜ベルサッドに国事探偵なりとしてシヤルルを英国官憲に密告したので、彼は法廷に立つことに成ったが、侠弁護士シドニー・カートンは極力彼の潔白を弁護し、遂にシヤルルは青天白日の身と成った。嘗て之もカートンの義侠で救われたミミと呼ぶ乙女があったが、彼女はカートンの家に暮らすうち彼を慕うように成った。しかしカートンの心はむしろルシーに傾いていた。一方フランスでは貴族の専属を憤ってドファルジュ一味の国士が遂に革命の業火を挙げた。1794年のフランス大革命すなわち之れである。シヤルルは帰国してこの渦中に巻き込まれ、貴族の1人として牢獄に投じられ、断頭室に上らねばならぬ運命に陥ったが、侠血児カートンはシヤルルと容貌瓜二つなのを利用し、計略によってシヤルルを救い出し、自らは跡を追って来たミミと共に断頭室上の露と消えた。ルシーとシヤルルとは英国で楽しい家庭生活を営み、永く恩人カートンやミミの死を弔ったという。

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作品データ

原題
The Only Way
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1926年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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