ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像|MOVIE WALKER PRESS
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

2020年2月28日公開,95分
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「こころに剣士を」のクラウス・ハロ監督によるヒューマンドラマ。引退間際の老美術商オラヴィは、音信不通だった娘に頼まれ問題児の孫息子オットーを数日預かることに。その矢先、オークションハウスで作者不明の肖像画に目を奪われた彼は資金繰りに奔走する。出演は「ヤコブへの手紙」のヘイッキ・ノウシアイネン、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のステファン・サウク。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

絵画に魅せられ、常に仕事を最優先に考えて生きてきた老美術商のオラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は、ある日、長年音信不通だった娘から、問題児の孫息子オットーを職業体験のため数日預かってほしいと頼まれる。そんな折、オークションハウスで一枚の肖像画に目を奪われたオラヴィ。価値ある作品だと確信する彼だったが、その絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品である証拠を掴む。どうしても“幻の名画”を手に入れたいオラヴィは資金繰りに奔走するが、その過程で娘親子が自分の知らないところで大きな苦労をしていたことを知る……。

作品データ

原題
ONE LAST DEAL
製作年
2018年
製作国
フィンランド
配給
アルバトロス・フィルム
上映時間
95分

[c]Mamocita 2018 [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

4.2
  • rikoriko2255

    4.0
    2020/3/5

    父親、夫としては最低だったであろう老美術商オラヴィの過去は全く描かれないのだけれど、手に取るように判る。 家族や生活費の事は、興味を引く美術品の前に消し飛ぶ。そんな人生を送って来たんだろう。 そして、金庫にしまわれているのはお金じゃ無くて顧客名簿。それが財産。 それなりに実績と信頼が有るのだろう。落札できるように、支払できるように、応援して観ているけど、娘からしたらたまらない仕打ちだな‥ 回る椅子のシーンとか、閑散としたバス停のシーンとか、重厚で見応えのある映画。 美術館からの留守電も好きだ。同じ画家、美術品を愛する者同士の通じ合うものを感じる。 ハリウッド娯楽映画なら、孫がネット配信で一発逆転報われる・・んだろうけど、そんな短絡的じゃない所も良い。 それにしても、オークション下調べして来た・・って言う客のドヤ顔、腹立たしい。 下調べしたって言うなら、オークションの手間、家賃光熱費、手数料、見極める為に重ねて来た勉強、努力、そこに費やした日数、駆け引き、それらを計算して上乗せした金額提示して来いよ。 人が落とした美術品を、何でその値段で自分が買えると思うんだ? 本当に、こういう馬鹿世界中に居るんだな。 そう言うやつは、最初っから自分でオークション参加したら良い。 自分のツレだったら恥ずかしいわ。 この馬鹿出す事によって、理解されない仕事・・って言うアピールしたね。

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