天国にちがいない|MOVIE WALKER PRESS
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天国にちがいない

2021年1月29日公開,102分

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2019年のカンヌ国際映画祭で特別賞と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞した、名匠エリア・スレイマン監督作。新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る映画監督。だが、どこにいても何かがいつも彼に故郷を思い起こさせる。エリア・スレイマンが自ら監督役で、「ノー・エスケープ 自由への国境」のガエル・ガルシア・ベルナルが本人役で出演。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

映画監督であるエリア・スレイマンは、新作の企画を売り込むため、そして新たなる故郷を探すため、ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る。パリでは道行くお洒落なパリジャンや美しい景観に見惚れながらも、街を走る戦車、炊き出しに並ぶ大勢の人、救護されるホームレスを目にする。ニューヨークでは、映画学校の講演会で対談相手の教師から「あなたは真の流浪人ですか?」と唐突に質問をされ呆気に取られ、街で銃を持つ市民、上空を旋回するヘリコプター、セントラルパークで警官に追われ逃げ回る裸の天使を目の当たりにする。そんななか、友人であるガエル・ガルシア・ベルナルの計らいにより映画会社のプロデューサーを紹介されるが、新作の企画はあっけなく断られてしまう。パリからニューヨーク、いかに遠くへ行こうとも、平和と秩序があるとされる街にいようとも、何かがいつも彼に故郷を思い起こさせる。まるで、どこに行っても同じ――。この世界はパレスチナの縮図なのか。そこで彼はある根本的な疑問を投げかける。我々の“故郷”と呼べる場所とはいったい何なのか……。

作品データ

原題
It Must Be Heaven
映倫区分
G
製作年
2019年
製作国
フランス=カタール=ドイツ=カナダ=トルコ=パレスチナ
配給
アルバトロス・フィルム=クロックワークス
上映時間
102分

[c]2019 RECTANGLE PRODUCTIONS – PALLAS FILM – POSSIBLES MEDIA II – ZEYNO FILM – ZDF – TURKISH RADIO TELEVISION CORPORATION [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.6
  • rikoriko2255

    nastika

    3.6
    2ヶ月前

    故郷ナザレから、パリ、ニューヨークへと映画の企画の売り込みに渡るエリア・スレイマン監督の旅の記録。各地で遭遇する奇妙な出来事と人々、異文化の心地良さと所在の無さ、胸をよぎる郷愁と寂しさ。何か起きそうで何も起きない、でも何かを残していく作品。心地良い。 ストーリーはほぼ無く、片手にアラック、ページをめくるように過ぎゆく穏やかな時間。騒がしい日常からほど遠い世界観に心が解されて良かった。淡々とした作品なので疲れてる時に見たら寝落ちしそうだけど。何もないと言いつつシンメトリックな構図や風刺要素など、ちょいちょい目・耳を奪われる。 ※関連ポスター、グッズが全部格好良い。

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  • rikoriko2255

    たるたるご

    5.0
    2ヶ月前

    面白い!1カット毎がまるでショートムービーのよう。それも主人公(監督自ら出演)は劇中ほとんど喋らない(他演者も同様)。「間合い」で話が進んでいくのだが、これがまた小憎たらしいくらいに心地よい。

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