ペルー先住民の慣習とカトリック信仰が入り混じる価値観を背景に、ドキュメンタリー性を内包して綴る寓話的物語。山岳部の集落で長年の喪を終わらせるため、4人の村人が守護聖人を称える祭礼を計画する。だが予期せぬ出来事により、自身の信仰に疑問を抱く。監督・脚本は、本作が初長編作品となるオスカル・サンチェス・サルダニャとロベルト・フルカ・モッタ。司祭役の俳優以外は、撮影が行われたリマ県山岳部のワンガスカルに暮らす村人たちが出演している。DAFOシネ・レヒオナル映画コンクール入賞。第22回リマ映画祭2018年ベストペルー映画選出。
ストーリー
アンデス山脈の先住民の慣習とカトリック信仰が入り混じる、ペルー山岳部のある集落。家族を失った悲しみを終わらせるため、4人の村人が村の守護聖人・サンティアゴを称える祭礼を計画する。守護聖人を満足させるため、その祭礼は完璧なものでなければならない。彼らは聖人を喜ばせることで、家族を失い、嘆き悲しむ苦痛から解放してくれると信じていた。しかし、祭礼の準備が順調に進むなか、予期せぬ出来事により、自身の信仰と守護聖人による庇護の力に疑問を抱くようになっていく……。
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作品データ
- 原題
- MATAINDIOS
- 製作年
- 2018年
- 製作国
- ペルー
- 配給
- ブエナワイカ
- 初公開日
- 2022年6月18日
- 上映時間
- 77分
- 製作会社
- La Tropilla de Obrajeros EIRL
- ジャンル
- ヒューマンドラマ
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