報道戦:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
報道戦
報道戦
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報道戦

1937年公開
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「スイング」「セイルムの娘」のフレッド・マクマレイ、「愉快なリズム」「大自然の凱歌」のフランセス・ファーマー及び「月を消しましょ」「海は桃色」のチャールズ・ラグルズが主演する映画で、ジョン・C・モフィット作の舞台劇を作者自ら「愉快なリズム」のシドニー・サルコウ、ライアン・ジェームズと協力脚色し、親分はお人好し」「恋のナポリ」のアレクサンダー・ホールが監督に当たり、「女罠」「女学生大行進」のウィリアム・メラーが撮影した。助演者は「ニューヨークの顔役」「犯罪王」のロイド・ノーランを始め、新顔のフェイ・ホールデン、「愛と光」のラルフ・モーガン、エドワード・H・ロビンス、ハーラン・プリグス等である。

ストーリー

二百万ドルという大金を市から詐取した証拠歴然たるものがあったにも拘らず、チャールズ・ジレットは無罪放免となった。社会の木鈬を以て自任している「ワールド」新聞社はこの知らせを得て大騒ぎをした。中でも社会部次長のラルフ・ヒューストンは悲憤の叫びを挙げたのである。しかもジレットは自ら「ワールド」社へやって来て、自分も新聞を始めるからと宣言し、ラルフと彼の親友たる老記者トッド・スウェインに高給を出すから来て働けと申し込んだ。二人はもちろん拒絶した。トッドの娘のヴァイナは父と愛人ラルフがなぜ好条件の申込みを断るのか、よくは判らなかった。そして、ラルフが借りた二百ドルが払えないために、クビにされるかも知れない状態にあること、その二百ドルはトッドがラルフから又借りしてヴァイナの大学の月謝に当てたこと、を知った彼女は秘密にある特ダネを二百ドルでジレットに売った。それでラルフの借金の穴埋めを済ますとヴァイナはジレットの新聞社に入った。このためラルフは彼女と喧嘩別れをし、ヴァイナはジレット新聞社で敏腕記者として盛名を馳せるようになった。しかし彼女がつかんだスキャンダル・・・それは某有力者の青年時代の過ちであった。・・・をジレットが無断で記事にし、結果その有力者が自殺してしまったので、彼女は辞職しようとした。が、「ワールド」紙に彼女の父が娘の記者としての術策を暴露した記事を見ると、ヴァイナは怒って父の家を出た。ジレットはヴァイナが彼の秘密を知り過ぎたのを惧れ、彼女を地方に特派した。そして彼女の命を狙う子分を尾行せしめた。トッドは娘を護るために隠れて行き、彼女を救ったが自らは一命を失った。そして「ワールド」はジレットの迫害に堪えず、社主は新聞社をジレットに売ることになった。数時間経てばジレットの掌中となる瀬戸際に、ラルフはヴァイナが集めたジレットの事務所を襲撃粉砕した。ジレットは収監され、ラルフとヴァイナは結婚して生涯を正しい新聞事業のために捧げようと誓い合った。

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作品データ

原題
Exclusive
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1937年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社