『007』のMが“意外すぎるスパイ”に!?『ジョーンの秘密』メインビジュアル&予告編が完成
『恋におちたシェイクスピア』(98)でアカデミー賞を獲得したほか、『007』シリーズでM役を務めたイギリスの名優ジュディ・デンチが主演を務める『ジョーンの秘密』が今夏公開。このたびメインビジュアルと予告編が解禁された。
ロシアに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”はどこにでもいるような80代の老女だった、という2000年当時のイギリスを震撼させた実話を基に、ジェニー・ルーニーが書き上げたベストセラーを原作とする本作。数奇な半生を実の息子にも明かさず、イギリス郊外でひっそりと暮らすジェーンをジュディ・デンチが演じる。また若かりしころのジェーン役には『キングスマン』(14)で注目されたソフィー・クックソン、若き日のジェーンを翻弄するロシア人の恋人レオ役にはTV シリーズ「女王ヴィクトリア」での演技が高く評価されたトム・ヒューズら、注目の若手がそろった。
メガホンをとったのは、「マクベス」などデンチの名作舞台を何作も手がけ、彼女が「脚本を読む前から出演を決めた」と絶大な信頼を寄せるトレヴァー・ナン。デンチとのタッグによる化学反応はもちろん、時代の波に翻弄された若き日のドラマも鮮やかに映しだす。
解禁されたメインビジュアルでは、優しげな表情ながらシャープな眼差しが印象的な現在のジェーンがクローズアップされ、激動の半生を生きた青春期のドラマチックな場面も予見させる。また予告編では、ジョーンの突然の逮捕から時代がさかのぼり、ケンブリッジ大学で物理学を学ぶ日々が映しだされる。ジョーンが仲間や家族を裏切ってまで伝えようとした秘めた使命とは果たしてなんだったのか。今夏の公開を心待ちにしたい!
文/トライワークス
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