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メリッサ・マッカーシーにレベル・ウィルソン…映画界を“ポジティブ”に牽引する女優たち

コラム

メリッサ・マッカーシーにレベル・ウィルソン…映画界を“ポジティブ”に牽引する女優たち

女子の共感を集めまくりのエイミー・シューマー

あけすけでポジティブなところが人気のエイミー・シューマー
あけすけでポジティブなところが人気のエイミー・シューマー写真:SPLASH/アフロ

2人目は、マッカーシーと同じくスタンダップコメディアン出身のエイミー・シューマー。脚本も手掛けた主演作『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』(15)は、男性とは一夜限りの関係と決めている恋愛恐怖症の主人公が、魅力的な男性との出会いを機に恋愛観を見つめ直すこじらせ女子の成長譚。この作品で現代女性の本音をリアルに描き、女性たちの大きな支持を集めたエイミーはトップコメディエンヌに躍り出た。

そして『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(18)では、“自信”をテーマに女子が輝いていく快作を発表。自分の容貌にコンプレックスを持つ女性が、ある事故で超美人になったと勘違いし、その言動がどんどん変っていく―。外見が変っていないことに本人だけが気付かない、という所がキモではあるが、自信を得たことで人はこんなにも変われるんだ!というポジティブなメッセージが、とにかくそう快だった。

事故で頭を打って「私って超美人!(勘違い)」の顔『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
事故で頭を打って「私って超美人!(勘違い)」の顔『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』[c]2018 TBV PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

作品同様、プライベートでも“ありのまま”のシューマー。雑誌で披露した水着姿を中傷された際には、恥じることはないとして、自身のインスタグラムで新たな水着姿を披露。さらに妊娠中の赤裸々な苦悩をジョーク交じりに投稿したこともあり、やはり多くの共感を集めている。

【写真を見る】インスタも大人気。画像はエイミー・シューマー(@amyschumer)公式Instagramのスクリーンショット
【写真を見る】インスタも大人気。画像はエイミー・シューマー(@amyschumer)公式Instagramのスクリーンショット

ダイナミックなパフォーマンスで圧倒!レベル・ウィルソン

ダイナミックなダンスや歌でも魅了するレベル・ウィルソン
ダイナミックなダンスや歌でも魅了するレベル・ウィルソン写真:SPLASH/アフロ

最後は、『キャッツ』(19)のおばさん猫や、『ジョジョ・ラビット』(19)の教官役などの話題作で知られるレベル・ウィルソン。ブロンドでくっきりとした目鼻立ち、堂々とした体格で圧倒する彼女は、いま最も注目を集めるプラスサイズのコメディエンヌ。前述の『ブライズメイズ~』で、主人公のふてぶてしいルームメイト役を演じて注目を浴び(残念ながらマッカーシーとの共演シーンはなかった)、世界中で大ヒットしたミュージカルコメディ「ピッチ・パーフェクト」シリーズの“ファット(太っちょ)・エイミー”役でブレイク。

一度見たら忘れられないインパクト&クセの強いキャラクターとあわせ、堂々たる歌声やキレキレのダンスでもクギヅケに。そして、プロデュースも手掛けた主演作『ロマンティックじゃない?』(19)では、大嫌いなラブコメの世界に迷い込んだヒロイン役。その“お約束”に抵抗しながらも、元の日常に戻るためイケメンとの恋愛を成就させようと奮闘する。ヒロインが数々のラブコメ的シチュエーションに悪態をつきながらも、胸キュンする場面もあり、一風変わったラブコメの快作に仕上がっている。

Netflix映画『ロマンティックじゃない?』ではラブコメの主人公に
Netflix映画『ロマンティックじゃない?』ではラブコメの主人公に

そんなウィルソン、過去には年齢詐称やプラスサイズ女優を巡る発言の炎上騒動、また今年の英国アカデミー賞授賞式では英国王室のスキャンダルや酷評された『キャッツ』の自虐を盛り込んだスピーチで会場を沸かせたりと何かとお騒がせ。今年に入ってダイエット宣言をしており、トレーニングに励んでいるというのも気になるところ。

トレーニング中の姿をたびたび公開。画像はレベル・ウィルソン(@rebelwilson)公式Instagramのスクリーンショット
トレーニング中の姿をたびたび公開。画像はレベル・ウィルソン(@rebelwilson)公式Instagramのスクリーンショット

笑いも肝っ玉もビッグな、3人のコメディエンヌたち。底抜けの明るさとポジティブなメッセージでいつでも元気をくれる彼女たちの作品に注目してほしい。

文/トライワークス

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