中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が参戦!北川景子主演『ファーストラヴ』に実力派が結集
<キャスト・監督 コメント>
●中村倫也(庵野迦葉役)
「このビターな世界のなかで、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず〜っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。僕がこの世界に入る前からいちファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日このごろです。ご期待ください」
●芳根京子(聖山環菜役)
「環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わったいまも、思い出すと涙があふれます。現場の温かい空気と、スタッフ・キャストのみなさまに心から救われました。真壁先生が北川さんでほんとうに良かったです。初めての堤組で経験させてもらったことは、一生忘れません」
●窪塚洋介(真壁我聞役)
「なにもしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"なにもしない"こと。なんのねらいも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。つい作為的になりがちなところを北川景子さんはじめ、演者とスタッフが真摯に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することができたように思います」
●堤幸彦(監督)
「今回のキャストはまさにベストな人選であった。おかげで密度の濃い化学反応がいくつも。
中村氏は眉目秀麗な弁護士を演じるが、彼の役が持つ『影』はストーリーの低いところで少しずつ温かい流れとなって全体をくるんでいく。難しい役どころだったがストイックに演じ切ってくれた。
芳根京子さん。役に憑依するとは彼女のことだ。撮影のシステムも熟知していてねらった場所でねらった以上の演技をする。まさに天才。涙の魔術師。
そして盟友、窪塚洋介。いろいろと過去から演じてもらったが、今回はまさに“はまり役”ではないか。信念と優しさ、まるで扇の要のようにいい声で動揺する魂を鎮めていく。
ほかにもたくさんのこの映画にとっての適材適所な役者が渦巻いている。ほんとうにたくさん。なんとも贅沢な作品作りであった。感謝!」
文/久保田和馬