島本理生の直木賞受賞サスペンス『ファーストラヴ』が北川景子主演で完全映画化!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
島本理生の直木賞受賞サスペンス『ファーストラヴ』が北川景子主演で完全映画化!

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島本理生の直木賞受賞サスペンス『ファーストラヴ』が北川景子主演で完全映画化!

第159回直木賞を受賞し、累計発行部数12万部を超える島本理生のベストセラーを映画化した『ファーストラヴ』が、KADOKAWA配給で2021年に公開されることが決定。主演を北川景子が務め、「TRICK」シリーズや『人魚の眠る家』(18)などの堤幸彦がメガホンをとることがわかった。

「動機はそちらで見つけてください」アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の原作小説。予測不能な結末と『ファーストラヴ』というタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマが多くの話題を呼び、これまで恩田陸「蜜蜂と遠雷」や、東野圭吾「容疑者Xの献身」など数々の話題作が受賞してきた直木賞を受賞。松本潤、有村架純で映画化された『ナラタージュ』(17)をはじめ、登場人物の奥底まで掘り下げた心理描写に定評のある島本理生が放つ、‟稀代の問題作“とも称された傑作サスペンスミステリーが、満を持しての完全映画化となる。

事件のノンフィクションの執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)は、うら若き容疑者の聖山環菜と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結びつく、意外な真相が浮かび上がる…。

主演を務めるのは、テレビドラマ「家売るオンナ」シリーズや『スマホを落としただけなのに』(18)のヒットも記憶に新しい北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る主人公の公認心理師、真壁由紀を演じる。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で髪の毛を30cm以上カットし、2003年のデビュー後初のショートヘアで‟動機なき殺人者“の心理に迫る難役に挑む。

そしてメガホンをとるのは、「TRICK」や「SPEC」シリーズ、『十二人の死にたい子どもたち』(19)などのエンタメ性溢れる作品から『人魚の眠る家』(18)などの社会派作品まで幅広く手掛ける堤幸彦だ。北川とは本作が初タッグとなり、過去の記憶と‟心の傷“に苦悩する人間たちの心理を説得力をもって描きつつ、独特の映像センスでエンタテインメントとして昇華させる。さらに脚本は、テレビドラマ「八日目の蝉」や『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)の浅野妙子が手掛ける。

美しき女子大生が犯した殺人事件の真の動機はなんだったのか。本当の「愛」という永遠のテーマを突きつけるサスペンスミステリーに、期待が高まる。

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