映画界にも這い寄る混沌!クトゥルー神話映画傑作選
ネクロノミコンのビジュアルを決定づけたスプラッター
サム・ライミ監督の出世作。物語自体はクトゥルー神話ベースではないが、人肉で装丁されたネクロノミコンのビジュアルはこの映画が元祖。(BD&DVD:ソニー・ピクチャーズ)
『ハーバート・ウェスト―死体蘇生者』を映像化
第1作『ZOMBIO/死霊のしたたり』は『ハーバート・ウェスト〜』の映画化。ブライアン・ユズナ監督による『死霊のしたたり2』『〜3』も人気。(BD:是空/ポニーキャニオン)
原作小説が『狂気の山脈にて』に着想
原作であるジョン・W・キャンベルJr.著『影が行く』は、『狂気の山脈にて』にインスパイア。監督ジョン・カーペンター、主演カート・ラッセル。(BD&DVD:NBCユニバーサル)
原作にはない“眠れる神”が登場
映画オリジナルの邪神ダゴスは“Dreaming God”と呼ばれており、海底に眠る神クトゥルーからの引用と考えられる。ダゴスの名はダゴンのアレンジか。(BD:ディズニー)
S・ゴードン監督が『彼方より』を大胆アレンジ
『ZOMBIO/死霊のしたたり』のスチュアート・ゴードン監督が『彼方より』を大胆にアレンジして映画化。ゴードンは『キャッスル・フリーク』(95)、『DAGON』(01)などクトゥルーものを多数監督。(BD廃版)
デニス・ホッパーがラヴクラフトを演じる…?
魔法が存在する50年代ハリウッドを舞台に、私立探偵ハワード・フィリップ・ラヴクラフトが活躍。『SFXハードボイルド/ラブクラフト』の続編。(DVD:フォワード)
原題が『インスマス』+『狂気の山脈にて』
ジョン・カーペンター監督作。原題『In The Mouth of Madness』は、“Innsmouth”(インスマス)+“At The Mountains of Madness”(『狂気の山脈にて』)。(BD:ワーナー・ブラザース)
世界を混沌へと導く邪神が登場
HPL好きのギレルモ・デル・トロ監督作。邪神オグドル・ヤハドの造形や設定など、クトゥルー神話オマージュがいたるところに盛り込まれている。(BD&DVD:NBCユニバーサル)
まさかのクトゥルー展開に唖然!のメタ・ホラー
監督&脚本はドリュー・ゴダード。よくあるティーン・ホラー的序盤からひねりのあるメタ構造、そしてクライマックスは驚愕のクトゥルー展開!(BD&DVD:ハピネット)
マイケル・ドハティ監督、HPLからの影響を公言
ゴジラたちタイタンと呼ばれる、太古に地球を支配した巨大な怪獣が各地で眠りについているというコンセプトは、「ラヴクラフトさながら」と監督も認める。(BD&DVD:東宝)
文/DVD&動画配信でーた編集部
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