アナベル人形が“ゴーストオフィス”で自粛を満喫!?ユニークな動画が公開に
『死霊館』(13)を皮切りに、「アナベル」シリーズや『死霊館のシスター』(18)などへ拡大し、現在までで全世界興行収入18億ドルを突破するホラー映画シリーズ史上最高の大ヒットを打ち立てている「死霊館」ユニバース。そのアイコン的存在になっている呪いのアンティーク人形“アナベル”の、ユニークな動画が公開された。
「Annabelle in Quarantine」と題されたこの動画の舞台となっているのは、新型コロナウイルスの感染拡大による出社自粛で“ゴーストオフィス”と化した、カリフォルニア州バーバンクにあるニュー・ライン・シネマのオフィス。自粛期間が開始した当初はおとなしく椅子に座っていたアナベルだったが、5日目にとうとうしびれをきらしたのか、忽然と姿を消してしまう…。
また誰かを呪うのか…と思いきや、オフィス内にあるポップコーンマシーンでポップコーンを作りはじめるアナベル。試写室で自身の出演作『アナベル 死霊博物館』(19)を鑑賞したり、日光浴をしたり、コピー機で自分の顔をプリントしたり、さらにはVRヘッドセットを堪能したりと、誰もいなくなったオフィスで外出自粛を大満喫。しかし日が経つにつれてやることがなくなり、退屈に耐えられなくなってきたアナベルは、しっかりとマスクを着けて屋外へと飛びだしていく。
ニュー・ライン・シネマの従業員3人によって企画され、iPhoneを使って撮影が行われたこの動画は、ワーナー・ブラザースの関連会社内で広まり大反響。それを受けて、8月2日の「ナショナル・ドール・デイ」に合わせて公開されたとのこと。動画の最後には「TO BE CONTINUED」とテロップが登場するので、続編が制作される予定もあるのかも…。
ちなみに「死霊館」シリーズの最新作となる『The Conjuring: The Devil Made Me Do It』は、当初今年9月の全米公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で2021年6月4日(金)全米公開へと延期されている。
文/久保田 和馬