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“東宝シンデレラ”浜辺美波&福本莉子が語る、共演作で過ごした“青春”。憧れの大女優は?

インタビュー

“東宝シンデレラ”浜辺美波&福本莉子が語る、共演作で過ごした“青春”。憧れの大女優は?

「浜辺さんがそばにいるだけで、安心感がありました」(福本)

神戸ロケの合間も楽しく過ごしたという
神戸ロケの合間も楽しく過ごしたという撮影/黒羽政士

息ぴったりな会話からも、2人の仲の良さがうかがえる。映画での共演は『センセイ君主』(18)、『屍人荘の殺人』(19)に続き三度目。本作の撮影秘話を聞いても、彼女たちの心地よい距離感が伝わってきた。

福本は「浜辺さんは事務所の先輩なんですが、年齢としては同い年です。私はこんなに大きな役柄をやらせていただくのは、今回が初めてで不安もあったんですが、浜辺さんがそばにいるというだけで、とても安心感がありました。役柄としても、由奈は朱里ちゃんの包容力に救われるんです」と浜辺への信頼感を吐露。2019年の春に行われた、約1か月の神戸ロケの合間には2人で映画を観に行ったそうで、浜辺は「『名探偵コナン』の映画を一緒に観に行って」と振り返るなど、地方での撮影も楽しく乗り切った。

映画には、文化祭や夏祭りなど学生らしい日々を過ごすなかで、登場人物たちが将来や恋に悩むなど、まぶしいほどの青春模様が詰め込まれている。浜辺は、撮影自体が「青春を過ごしているようだった」と語る。

「すでにお仕事もしていたので、私自身の高校生活では、体育祭や文化祭を楽しむことができなかったんです。だからこそ、ホテルから現場に通って、制服を着て、みんなで一つのことに打ち込むことのできた今回の撮影は、私にとっての青春のようでした」と話す浜辺だが、プライベートでは「放課後に制服で出かけるとかも、一度もやったことがない」のだそう。すると福本は「ええ!?」と驚き、「私は制服でユニバーサルスタジオとか行っていました。中高一貫の女子校に通っていたんですが、6年間、ユニバーサルスタジオの年間パスポートを持っていました」と学生生活を満喫していた様子。

美しい朝焼けの街を眺めるシーンは、青春感たっぷり
美しい朝焼けの街を眺めるシーンは、青春感たっぷり[c] 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 [c] 咲坂伊緒/集英社

本作の撮影でもっとも“青春”を感じたのは、4人で高台から朝焼けの街を眺めるシーンだと声を揃える。浜辺は「朝4時くらいから、朝日が昇る瞬間をねらっての撮影でした。絶対に失敗してはいけないという緊張感もあり、あのシーンがうまくいった時はすごく青春を感じました。みんなとてもいい表情をしていると思います」。福本は「由奈が高台まで階段を駆け上がっていくシーンでもあるので、私はたくさん走った思い出もあります(笑)。息切れをしてすごく大変でしたが、高台に登ると朝日がとてもきれいで。私も青春を感じました」と清々しい表情を見せる。

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