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“東宝シンデレラ”浜辺美波&福本莉子が語る、共演作で過ごした“青春”。憧れの大女優は?

インタビュー

“東宝シンデレラ”浜辺美波&福本莉子が語る、共演作で過ごした“青春”。憧れの大女優は?

「人見知りだった性格が明るくなった!」(浜辺)「頑張った経験が転機に」(福本)

元気いっぱい!充実の日々を送っている
元気いっぱい!充実の日々を送っている撮影/黒羽政士

浜辺は、2000年8月29日生まれで、2011年開催の第7回「東宝シンデレラ」オーディションをきっかけに芸能界入り。2000年11月25日生まれの福本は、2016年開催の第8回の同オーディションに参加している。『思い、思われ、ふり、ふられ』は、高校生たちの成長の物語だが、2人にとって「東宝シンデレラ」オーディションを受けた時と現在では、どんな変化や成長があったのだろう。

浜辺は「オーディションを受けた時、私は小学4年生でした。当時の私は人見知りが激しくて。オーディションの時も、参加者のなかで私が一番年下だったので、人見知りでも許してもらえるようなところもあり、それからもしばらくは人見知りが治りませんでした」と内気な性格を治したいと思っていたという。

「いろいろなお仕事を経験させていただくなかで、周囲の方々にも恵まれて、性格も明るくなってきました。そこが一番変わったところかなと思います。久しぶりに会った人などからは、『変わったね』と言われます」と明かすが、なかでも転機となったのは、『センセイ君主』と『映画 賭ケグルイ』(19)に出演したことだという。「あの2連チャンは、自分を変えてくれましたね!」と微笑み、「テンションを上げる必要のある役だったので、普段からテンションを高めに過ごしていましたし、共演者の方々ともとても仲良くなることができました。役を演じることで、自分を解放できた気がします」と語る。

制服姿にも注目
制服姿にも注目[c] 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 [c] 咲坂伊緒/集英社

福本は「私はこの世界に入るまで、なにかに打ち込んだり、頑張ったなと思える経験をしたことがなく、頑張り方がよくわからなかったんです」と打ち明ける。「2018年に、初舞台、初主演、初ミュージカルながら、『魔女の宅急便』という舞台をやらせていただき、プレッシャーもありましたが、その時に初めて“頑張れた”と思えるくらい、大切な経験をさせていただきました。舞台の本番に向けてお芝居についての姿勢をいろいろと学んで、“お芝居って楽しいな”と実感しました。女優さんをやっていきたいという覚悟も生まれた、私にとってのターニングポイントです」としみじみ。

浜辺も福本も、今年20歳になる。最後に憧れの女優像を聞いてみた。浜辺は「事務所で、白黒の映画を貸しだしていた時があって。その時に司葉子さんの映画を観て、本当にステキだなと思いました。白黒なのに、司葉子さんの瞳の奥が輝いていて、目のお芝居の大切さを感じました。私も銀幕で輝ける女優さんになりたいなと思いました」。福本は「長澤まさみさんに憧れます。『コンフィデンスマンJP』シリーズなど、ザ・コメディエンヌといったお芝居もされて、一方では『MOTHER マザー』のような社会派の作品にも出演される。長澤さんのような、いろいろな顔を持っている魅力的な女優さんになりたいなと思いました」と未来を見つめていた。

今後の活躍にも期待!
今後の活躍にも期待!撮影/黒羽政士

取材・文/成田おり枝

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