『ウォーキング・デッド』の“最も過激な1対1勝負”ベスト10
第5位:ミショーン vs 総督(シーズン3第8話「悲しい再会」)
ミショーンが、総督の部屋で彼が隠していたウォーカー化した幼い娘を発見、そこに総督が現れて娘を傷つけるなと言うが、ミショーンは日本刀を彼女の後頭部からズブリと刺し、総統が怒って大乱闘に。ウォーカーの首たちが入った多数の水槽も割れて、周囲はガラスの破片とウォーカーの首がゴロゴロ。日本刀を落としたミショーンは、総督に殴打され首を締められるが、片手でガラスの破片を掴み取り、彼の目に突き刺す。ミショーン、強し。
第4位:リック vs シェーン(シーズン2第10話「決闘」)
リックたちを襲った暴漢を車で遠くへ連れ出したリックとシェーンは、暴漢を逃すか殺すかで対立。シェーンが暴漢を銃で撃とうとするのをリックが阻止したことから、殴り合いが始まる。実はその前から、ローリとの三角関係や価値観の違いから、お互いへの不満が溜まっていた2人の殴り合いはどんどんエスカレート。シェーンがオノを投げつけて窓を割り、そこからウォーカーが続々湧いてくるわ、暴漢はそのスキに逃げようとするわという、危険な状況に。それまで抑えていた2人の感情の爆発が見もの。
第3位:グレン vs ニコラス(シーズン5第16話「古き友よ」)
アレキサンドリアの住民ニコラスは、彼のせいでノアが死んだことを知っているグレンを殺そうと、森に連れ出して銃で肩を撃つが、グレンが追いかけて激しい殴り合いになる。このバトル、ニコラスがグレンの傷をグリグリ押すなど、2人の性格がよく分かるところも見もの。戦いは長引いて夜になり、最後はもちろんグレンが勝って、ニコラスの頭に銃口を押し付けるが…。
第2位:ミショーン vs ジェイディスの部下(シーズン7第16話「遺志を継ぐ者たち」)
ミショーンの顔が変形するほど腫れ上がったバトルはこれ。屋根の上で銃を構えていたミショーンが、クズ鉄山のジェイディスの女性部下に銃を奪われて、肘で顔を打撃され、さらに何度も顔を床にぶつけられ、顔が腫れ上がって片方の目がほとんど見えないような容貌に。そして、喉と締め付けられて屋根から落とされそうになっても、潰れた声を振り絞って宣言する「私たちが勝つ!」。ミショーンらしい名勝負!
第1位:リック vs ニーガン (シーズン8第16話「戦いの果て」)
全面戦争の勝敗が決した後、逃げるニーガンをリックが追い、銃が弾切れになったリックがニーガンに素手で殴りかかると、ニーガンも素手で殴って足で蹴り、すぐにリックが劣勢に。でもここで、リックは「言葉」を武器にする。「俺には未来がある、10秒くれたらどういうことが説明する。カールはもう戦う必要はないと言った」と言い、ニーガンが「カールは間違ってる」と言うと「いや、あの子が正しい」と答え、ニーガンが一瞬、どういう意味なのかと考える顔になったところで、リックがいきなりニーガンの喉を切り裂く。すると、ニーガンは血を流しながら「これがお前だ。カールは何も分かっちゃいない」と微笑むのだ。これって実は引き分け?
文/平沢薫