エディ・レッドメインらのアンサンブルと脚本力に圧倒される『シカゴ7裁判』など、10月後半のNetflix注目作をチェック
おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数揃えた豊富なラインナップの中から、10月後半に配信スタートとなる注目作をご紹介!
豪華キャストたちによる演技合戦が楽しめる作品たち
16日より配信開始中の『シカゴ7裁判』は、現在劇場でも限定公開されている注目作。『ソーシャル・ネットワーク』(10)でアカデミー脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚本を書き上げた本作は、一時期、スティーヴン・スピルバーグが監督するという話があったもの。紆余曲折、10年以上の月日を経てソーキン自ら監督することで実現した企画だ。
ベトナム戦争に反対するデモ運動で、暴動を煽ったとして起訴さた7人の男の裁判の様子を描く実録ドラマ。実力派俳優たちと名脚本家のタッグによって、実話がどのように描かれていくのか注目だ。エディ・レッドメインのほか、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、サシャ・バロン・コーエン、マイケル・キートン、マーク・ライランス、ジェレミー・ストロングらが名を連ねている。
すでに作品を観た観客からは、「ものすごい脚本と役者の芝居…」「法廷会話劇の緊張感の緩急に圧倒された!」とおおいに高評価を得ている。
21日(水)から観ることができる『レベッカ』もまた、『シンデレラ』(15)のリリー・ジェームズと『君の名前で僕を呼んで』(17)のアーミー・ハマーの豪華共演が楽しめる。2人が新婚夫婦を演じており、夫の豪華な邸宅に新妻として移り住むことになった女性が、夫の前妻レベッカの影に苦しめられていく…という心理サスペンスが展開する。
さらにドラマでは、ダニエル・ブリュール、ルーク・エヴァンズ、ダコタ・ファニングが共演する「エイリアニスト: 暗闇の天使」が22日(木)よりスタート。19世紀のNY舞台をにしたスリラーの新シーズンでは、私立探偵となったサラ(ファニング)が精神科医ラズロー(ブリュール)、記者ムーア(エヴァンズ)とともにスペイン領事の娘の誘拐事件捜査へ乗りだす。
アニメーションと名作シリーズが描く宇宙
23日(金)より配信される『フェイフェイと月の冒険』は、『美女と野獣』(91)や『アラジン』(92)を手がけてきた伝説的アニメーターであるグレン・キーンの長編初監督作。大好きな母親がよく話していた“月には女神がいる”という言葉を信じ、それを証明しようと、豊かな発想力を駆使したお手製ロケットで月を目指そうとする少女の姿が描かれる。
キーンと共に、『紙ひこうき』(12)で第85回アカデミー賞短編アニメーション部門賞を受賞したジョン・カーズが共同監督を務めている本作。CGで描かれた宇宙は、カラフルで幻想的なユニークな世界観が広がっており、思わず心を奪われてしまうような美しい映像を楽しむことができる。
16日には言わずと知れた名作の新シリーズ「スター・トレック: ディスカバリー: シーズン3」が配信開始。前シーズンから約3か月ほどというハイペースでのリリースとなり、100年の沈黙を破って動きだしたクリンゴン帝国と連邦との戦争の最中、宇宙艦隊の士官たちはさらに激しい戦いを繰り広げていく。
これらの作品以外にも、『スプリット』(16)のアニャ・テイラー=ジョイ主演のチェスにまつわるドラマ「クイーンズ・ギャンビット」(23日配信)など注目作がめじろ押しなので、自宅時間を充実させるお供にしてほしい。
文/トライワークス