成田凌主演『くれなずめ』が21年公開!高良健吾、若葉竜也ら共演でアラサー男子6人を描く

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成田凌主演『くれなずめ』が21年公開!高良健吾、若葉竜也ら共演でアラサー男子6人を描く

「バイプレイヤーズ」シリーズや『アズミ・ハルコは行方不明』(16)の松居大悟監督による映画『くれなずめ』が、2021年のGWに公開されることが決定。主演の成田凌をはじめ、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹が出演することがわかった。

【写真を見る】松居大悟監督が成田凌を主演に迎えた『くれなずめ』が2021年のGWに公開
【写真を見る】松居大悟監督が成田凌を主演に迎えた『くれなずめ』が2021年のGWに公開[c]2020「くれなずめ」製作委員会

松居監督の実体験をモチーフとした完全オリジナルの舞台劇を映画化した本作は、友人の結婚式で余興を披露するために集まった高校時代の仲間たち6人の物語。“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、彼らは昔の思い出をたどる。自分たちはこれからもずっと友だちだと思っていた、たった一人を除いては…。そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事が、予想外の展開をもたらすことになる。

主人公の吉尾和希に扮する成田を筆頭に、舞台演出家として活動する藤田欽一役に高良が、欽一の劇団に所属する舞台役者の明石哲也役に若葉が、仲間内の後輩で唯一家庭を持つサラリーマンの曽川拓(ソース)役に浜野が名を連ねる。また、同じく後輩で会社員の田島大成を『佐々木、イン、マイマイン』(20)の藤原が演じるほか、唯一地元に残ってネジ工場で働く水島勇作を、松居監督が主宰する劇団ゴジゲンの全作品に出演するなど監督から絶大な信頼を得る目次が舞台版より続投する。

本作について成田は「すごいのできました」と、自信をみなぎらせる。高良は「現場のみんなでバカしながら、ふんどし一丁になりながら精一杯やりました」と語り、若葉は「監督の映画はすべて観てますが、一番好きです。自分が出演しているからではなく、観客として、一番好きです」と、浜野は「悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした」と振り返る。さらに藤原は「映画の撮影がこんなにも楽しかったのは初めてです」と、目次は「この作品が小劇場から全国の映画館へと広がるなんて思ってもみませんでした。改めて不思議な魅力にあふれた作品だと実感してます」と、それぞれコメントを寄せた。

タイトルの『くれなずめ』は、“暮れなずむ”を変化させ、命令形にした造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。様々な“狭間”に立つ6人の青春の残りカスが心に刺さる、男くさくも愛おしい笑いに満ちた本作に期待したい。

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