成田凌主演『くれなずめ』が21年公開!高良健吾、若葉竜也ら共演でアラサー男子6人を描く

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成田凌主演『くれなずめ』が21年公開!高良健吾、若葉竜也ら共演でアラサー男子6人を描く

<キャスト・スタッフ コメント>

●松居大悟(監督)

「ポケットの奥でクチャクチャになった映画の半券みたいに、意気込みなんて奥の奥にしまってしまった。パリパリになった紙を丁寧に開くと、印字された文字がかすれていて、結局なにを観たんだっけと思い出せなくなっている。思い出そうとしても、帰りに食べたラーメンとか、階段で寄り添うカップルが邪魔だったとか、どうでもいいことしか思い出せなくて。だけどこの半券を駅のゴミ箱に捨てなかったということは、当時の自分のなかで留めたかった記憶なんだろうなという事実だけが情けなく残っている。そしてその半券はやっぱり捨てられずに、元あったポケットの奥にそっと戻してしまう。なかったことにしようとしてるのではなくて、その過去を大切にとっておきたいのかもしれない。こうして作品を届けられる、という不確かだけど確実な未来が、いまはとてもうれしいです。

しょうもない友だちに向けて作った物語です。オリジナルにこだわってきたわけではないけれどなによりオリジナルで、そんな汚い字の手紙を、変な役者陣とおもしろいスタッフによって、ポケットのなかに突っ込んだ手ごと抱きしめるような作品になった気がしています。

昼と夜の狭間の、形容できない時間が好きで。曖昧にこそ真実が宿ると信じていて。またこんな小さな世界を描いてって言われても、この小さな感覚に救われてきたし、そんな些細なことで世界なんて変えられるんじゃないかと思っています。話が大きくなってしまいましたが、友だちみたいな映画です。コイツに会いにきてください。なんてことない夕暮れの下で、一緒にへらへら笑いましょう。遠慮はいらないぜ!」

●成田凌(吉尾和希役)

「暮れなずまない時間、暮れなずんでくれない時間、暮れなずまさない時間。彼らの選択を笑ってやってください。すごいのできました」

●高良健吾(藤田欽一役)

「いまでもこの現場で過ごした日々はたまらなく愛しくて、大切なものです。クランクアップの日はなにかがあふれ出しそうで、みんなと目を合わせたくなかったです。この現場が好きでした。現場のみんなでバカしながら、ふんどし一丁になりながら精一杯やりました。一人でも多くの方々に観てほしいです」

●若葉竜也(明石哲也役)

「松居大悟監督の映画はすべて観てますが、一番好きです。自分が出演しているからではなく、観客として、一番好きです。『どうすっか?このあと』そんな映画です」

●浜野謙太(曽川拓:ソース役)

「マネージャーから話がくる前に高良くんから電話があって『はまけんさん、映画の台本読みました?めっっちゃおもしろいです!マジ楽しみです!』高良くんてホント最高だなとともに、これは成功させるしかないと興奮で始まりました。松居監督の映画はほぼ観ていて、念願叶ってご一緒の現場は彼に翻弄され尽くし、悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした。つまり、きっといい作品なので観てください」

●藤原季節(田島大成役)

「映画の撮影がこんなにも楽しかったのは初めてです。また、自分の出演作を観てこんなに楽しめたのも初めてです。こんなに楽しくていいんだろうか。『ハッキリさせようとすんなよ』そんな台詞に心が救われた気がしました。僕も、沈まない夕日のなかにいつまでも暮れなずんでいたいです。映画のなかでくらい、そうしていたいです」

●目次立樹(水島勇作役)

「舞台版から同じ役で続投させていただきました。この作品が小劇場から全国の映画館へと広がるなんて思ってもみませんでした。改めて不思議な魅力にあふれた作品だと実感してます。忘れてはならないのは、この作品は舞台版の役者やスタッフ、お客様の協力なくして生まれていなかったです。深く感謝を申し上げます。最後に両親へ。作業着の似合う男に産んでくれてありがとう」

文/サンクレイオ翼

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