興収300億円突破の『鬼滅の刃』が9週連続1位!『新解釈・三國志』は2位スタートに
12月に入って2度目の土日となった12・13日の週末映画動員ランキング。豪華キャスト出演の注目作も公開となったが、はたして結果はいかに?
入場者特典も好評の『鬼滅の刃』がさらなるリピーターを集客
今週も1位に輝いたのは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。土日2日間で動員65万5000人、興収9億3900万円をあげ9週連続で首位を守った。この週末からは第3弾となる入場者特典「来場御礼スペシャルブック」の配布が行われたこともあり、公開9週目にして前週比が動員で41%、興収で43%もアップするという異例の事態に。
12月26日(土)からは全国82館でMX4D、4DXの上映が決定し、それに合わせて入場者特典第4弾の配布も発表されるなど、リピーター集客にさらに拍車がかかりそうだ。累計では動員2253万人、興収302億円を突破し、歴代1位に向けて着実に歩みを進めている。
スピンオフドラマも配信中の『新解釈・三國志』は2位スタート
『今日から俺は!!劇場版』(20)の大ヒットも記憶に新しい福田雄一監督の最新作『新解釈・三國志』は、動員42万3000人、興収5億9300万円という結果で初登場2位となった。主演の大泉洋をはじめ、ムロツヨシに賀来賢人、橋本環奈ら、福田組オールスターキャストが集結し、あの「三国志」を独自の解釈で描くということもあって公開前から大きな話題を集めていたが、惜しくも『鬼滅の刃』の牙城を崩すには至らなかった。
とはいえ、初日から3日間の累計では動員55万人、興収7億7000万円を超えるヒットスタートを切っている。またHuluでは、本編では語られなかった様々な逸話をドラマにした「Huluオリジナルストーリー『新解釈・三國志-異聞-』」が12月26日(土)にかけて随時配信されており、こちらとの相乗効果にも期待がかかる。
このほか新作では、今年7月に惜しまれつつも急逝した三浦春馬の主演作『天外者』が4位にランクイン。21年1月23日(金)公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に合わせて、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07)に続きリバイバル公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(09)は8位につけている。
既存作品では、3位の『STAND BY ME ドラえもん 2』が累計で興収17億円を、5位の『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が興収10億円を突破した。
今週末の公開作品には、テレビアニメ化もされた人気コミックを浜辺美波と北川景子の共演で実写化した『約束のネバーランド』が登場。さらに、DCコミックスの人気キャラクターが活躍する大ヒットアクションの続編『ワンダーウーマン 1984』も控えている。久しぶりの海外ビッグタイトルの公開ということもあり、どこまで観客を集めるのか要注目だ!
文/サンクレイオ翼
1位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2位 新解釈・三國志
3位 STAND BY ME ドラえもん 2
4位 天外者
5位 滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie
6位 劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram
7位 サイレント・トーキョー
8位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
9位 魔女がいっぱい
10位 羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
※興行通信社調べ