清水崇、成島出、白石和彌、前田哲ら豪華監督が登壇!2021年の東映ラインナップを発表
そして、天海祐希が19年ぶりに単独主演を果たしたコメディ『老後の資金がありません!』の前田監督は「天海さんはすごいオーラがあって、なにを着てもモデルのように似合ってしまうんで、いかにして普通の主婦になっていただくかという悩みはありました。ヨガなど、草笛光子さんにもいままでやったことのないことをやっていただきまして。社会問題を扱ってはいるんですけど、観た人が元気になって『明日また頑張ろう』と思えるような、しっかりとしたエンタメにしようと思って作りました」と紹介。
本作は、老後資金が2000万円必要だと言われているこの時代に、舅の病気、自身や夫の失業などさまざまなことが起きてしまう…という内容を描いているが、コメント映像で天海は「『ここできてほしくない』ということが重なる時ってあるんですよね。(作品の中の)篤子さんも50歳を過ぎていろいろ大変だなと思います。でも大変な思いした分、幸せになってほしいです」と笑顔を見せていた。
その他の同社の期待作として、社会現象を巻き起こした伝説的なコンテンツを映画化した劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」(前編1月8日公開・後編2月11日公開)、25年にわたり新たなファンを獲得し続けてきた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(1月23日公開)、思いやりと絆をテーマにした『映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っと GoGo!大変身!!』(3月20日公開)、女子サッカーの青春物語『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(4月1日公開)、王道青春ラブストーリー『胸が鳴るのは君のせい』(6月4日公開)、復活3年目となる『東映まんがまつり』、田中圭・中谷美紀が令和のビッグカップルに扮した『総理の夫』、20年以上続く人気テレビドラマを映画化した『科捜研の女 -劇場版-』、個性派キャストが全力でふざける『ルパンの娘』、特務隊員の奮闘を描く『大怪獣のあとしまつ』、2021年の夏に公開予定の伝統芸能と最新映像技術を融合させた『神・鬼・麗 三大能∞2020』を紹介。
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」シリーズの新作映画としては、『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE(仮)』『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE(仮)』『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE(仮)』の3本立てで上映する『スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021』(2月20日公開)、夏公開の映画『劇場版 仮面ライダーセイバー(仮)』『機界戦隊ゼンカイジャー(仮)THE MOVIE』についても発表した。同社によると、2021年の目標興行収入は「200億円を目指したいと思います」とのことだった。
取材・文/平井あゆみ