マーベルきってのベストカップル、結婚生活はどうなる?ワンダとヴィジョンの軌跡をたどる

コラム

マーベルきってのベストカップル、結婚生活はどうなる?ワンダとヴィジョンの軌跡をたどる

これまで公開された23作品の全世界累計興収は220億ドルを突破し、あらゆるフランチャイズ作品のトップに君臨するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。その初のオリジナルドラマシリーズとなる「ワンダヴィジョン」が2021年1月15日(金)よりディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて配信開始。それに備え、これまでのMCU作品でのワンダとヴィジョンの歩みを振り返っていきたい。

ワンダとビジョンを演じるエリザベス・オルセンとポール・ベタニー。2019年のコミコンにて
ワンダとビジョンを演じるエリザベス・オルセンとポール・ベタニー。2019年のコミコンにて写真:SPLASH/アフロ

エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)にカメオ出演したのち、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)から本格的に登場。実験に自ら志願し、テレキネシスやマインドコントロールの能力を得た強化人間として、アイアンマン/トニー・スタークらアベンジャーズメンバーを苦しめるのだが、ウルトロンの目論みを知ったことでアベンジャーズに力を貸すことになる。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で本格的に登場したワンダ・マキシモフ
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で本格的に登場したワンダ・マキシモフ『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ディズニープラスで配信中[c]2015 Marvel

一方でポール・ベタニー演じるヴィジョンは、同じく『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンに対抗する切り札としてトニーたちによって生み出された人造人間。人間に大して敬意を払うヴィジョンは、アベンジャーズメンバーと共にウルトロンに立ち向かっていくのだ。両者が出会いを果たした本作から、すでに2人の不思議な関係性も描かれており、終盤にはヴィジョンがワンダを救うシーンも。「ワンダヴィジョン」前にまずおさらいしておく必要がありそうだ。

仲間同士の激闘の末、ワンダに駆け寄るビジョンの表情にも注目だ
仲間同士の激闘の末、ワンダに駆け寄るビジョンの表情にも注目だ『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ディズニープラスで配信中[c]2016 MARVEL

その後アベンジャーズのメンバーとして戦い始めたワンダとビジョン。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)ではワンダがきっかけとなった不慮の事故によってアベンジャーズの今後のあり方が問われる事態に発展し、互いに敵として戦うことになってしまう。ワンダが強力な力を持つヴィジョンを抑え込むほどのパワーを発揮したり、戦いの後に倒れているワンダのもとに駆け寄るヴィジョンの表情など、2人の様々な表情が垣間見える作品となっている。


幸せな時間を過ごしていたワンダとヴィジョン。しかし、ヴィジョンの額にあるマインド・ストーンを手に入れるために宇宙征服を目論むサノスの死角がやってくる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18) では、やっと結ばれたはずの2人がくだす決断と、その先に待ち受ける結末に世界中が言葉を失うこととなった。つづく『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)は、2人の愛の深さを感じさせる宿敵サノスとの激闘シーンが涙なしでは見られない。

「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日(金)よりディズニープラスで配信開始!
「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日(金)よりディズニープラスで配信開始![c]2020 Marvel

「ワンダヴィジョン」では2人の“その後”の物語が展開していく。次第に心を通わせ、互いにとってかけがえのない存在となった2人が送る、夢にまで見た結婚生活。そして次第に明るみになっていく謎に、新たな戦いの予感も…。MCUの新たなフェーズの幕開けとなる本作の配信を心待ちにしながら、この年末年始はディズニープラスでMCU作品をおさらいしてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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